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ようこそクリエイティバース ・一日目



 と、早速だがこれが「Creativerse (クリエイティバース)」のスクリーンショットだ。
 立方体を基本単位としたクラフティングアクションゲーム・・・もはや言うまでもないが、あの「マインクラフト」を追って作られた模作の中の一本である。

 いやいや、しかしそこで底が知れたと早合点するのはいけない。
 本作は元祖マインクラフトをプレイ済みの方にも、あるいは興味はあるけど未プレイと言う方にも、触って見てほしいいくつかの特徴があるのだ。
 

0.クリエイティバースってどんなゲーム?

 クリエイティバースはブロックを積み重ねて作られた3D世界の中でブロックを集めて素材とし、加工するなどして家具や建材を作成、様々な建物を作って他のプレイヤーとシェアして行くゲームだ。
 また、その中では様々な土地を旅したりクリーチャーと戦闘したりする冒険や、洞窟に潜ってたいまつを取りつけながら宝箱を見つける探検といった様々な楽しみが待ち受けている。

 とはいえ、この辺りの内容は既に「マインクラフト」で完成されている感がある。
 本作の内容をより詳しく見るために、「マインクラフト」からの相違点をいくつか挙げて見よう。

○グラフィックが奇麗 はじめのSS通りテクスチャが細かく、キャラクターやアイテムの形状もポクセルではなくなめらかなモデルで作られている。
水面に反射が無いなどやや物足りない所もあるが、光による明暗や流れる水の環境音などが標準で備わっており世界観は映えるだろう。
○動作が軽め グラフィックが奇麗なわりに、それほど動作が重くないのも本作の特徴。ゲーミングPCでなくとも気軽に遊べるはずだ。
○マルチプレイが簡単 本作はオンラインゲームであり、他人のワールドに遊びに行く機能が標準で取り入れられている。
大勢で集まって巨大な建造物を作るという遊びが本作では日常的に行われているのだ。
○創作物のシェアが手軽 またゲーム世界の中にスタートとゴールを設定してステージを作る「アドベンチャー」というモードもあり、こちらを利用すると公開する側もプレイする側もコンパクトにその部分を楽しむ事が出来る。
シャイで英語下手な日本人にはこちらのモードの方がなじみやすいかもしれない。
×データ管理が不便 一方でゲームデータはサーバーの側で管理されており、バックアップを取る事ができない。また、同じ理由でオフラインでプレイする事も出来ず通信環境が必須となる。
○キャラクターの基本性能が高い 本作でブロックを採集するのに用いるのは「アトラクトグローブ」。SF的なグッズで、狙いを定めたブロックを掃除機のように吸い集めるという挙動をとる。
またジャンプではブロック2つぶんを一気に跳躍し、ノーコストでいつでも拠点に移動する「テレポート」という機能もある。
△敵の種類が多いが、個性に乏しい 例えば一番種類の多い「リーフィー」というキャラクターなどは、生息環境の保護色として若葉、枯葉、紅葉、といったバリエーションが存在し、それぞれの土地の風土の演出に一役買っている。
・・・のだが、本作に登場する敵のほとんどは遠距離攻撃を持たず、接近したとしても左右に回り込みながら攻撃していれば一方的に倒せてしまう。
プレイヤーが使える武器も剣と手榴弾くらいで、戦闘が単調なのは否めないところだ。
ただ、モブキャラクターの中にプレイヤーの拠点を爆破するような匠は存在しないのでそこはありがたい限りである。
△飢えや乾きの概念がない これは一長一短。本作のプレイヤーキャラは「生命力」と「スタミナ」の2つのゲージしか無く、飢えや乾きに苦しむ事がない。
余計な事を気にせずに探検や建設に没頭できる長所と見るか、ゲーム世界でサバイバル生活を行う没入感に欠ける短所と見るかはお任せしたい。
×MODによる拡張が出来ない マインクラフトと比べた時の最大の欠点はこれ。利用規約で禁じられており、プレイヤーが自由にゲーム内容を拡充するという事は出来ない。
ゲーム内の不便さやマンネリとは上手く付き合って行く必要があるだろう。
×日本語に未対応 こちらも結構な欠点。あまり細かい文章を読み進めるゲームでは無いのだが、ブロックの説明やフレーバーテキストは理解しておかないとなかなか不便だ。
当然、ゲームシステムに詰まってヘルプを見ようにも英語ばかりというオチがつくぞ。
×乗り物が無い マインクラフトの「馬」や「トロッコ」に当たるような移動手段がない。いちおう遠隔地を瞬時に移動する「テレポーター」が安価に作れるのだが、景色を眺める楽しみは少々乏しいだろう。
○論理回路を作りやすい マインクラフトの「レッドストーン回路」にあたる「ティンカー」というブロック群が存在し、AND演算も信号の遅延も対応したわずか1ブロックで表現する事が出来る。
さらにブロック同士の接続も遠隔地のブロック同士を直接結びつけるというシンプルな設計なので、論理回路を作るのが非常にシンプルかつスムーズなのだ。


 といった所が主な物だが、そして何より、「基本無料」。
 先日(2017/05/09)アーリーアクセスを終了し、基本無料に加えて拡張機能や装飾性の高いブロックに課金するという形態のオンラインゲームとして正式サービスを開始したのだ。
 また本作は「Staem」ストアでも配信されており、こちらを利用すればなお簡単に導入できるだろう。
 Steamのコミュニティ機能によってSSの交換やマルチプレイもやりやすく、ゲーム内でシェアされている「アドベンチャー」に参加すればゲームの様々な切り口を見ることが出来るはずだ。



 

1.今日の寝床を作るまで

 ゲームの概要を説明した所で、今回のページでは自分のワールドで冒険を始めてから最初の拠点を作るまでを実際に見て行くこととしよう。


 冒険の始まりは、こうした草原からだ。
 周囲にいるキャラクターは今のうちはまだ危険な物ではないが、夜になると


 プレイヤーに積極的に襲いかかるようになる。
 それでも大して強くは無いし、一晩中走り回ってかわせない事も無いのだが、最初の目標として「敵キャラクターから身を隠す拠点」作りを目指してみよう。




 先ずは基本操作を確認する意味で周囲のブロックを色々と集めて見よう。
 W、A、S、D、で移動しながらマウスで周囲を見渡して、気になるものが有れば左クリック(押しっぱなし)。
 ちょっとの距離があっても収集できるため、高い所のブロックをいきなり収集するなんて事も可能だ。

 ・ここで必要な操作 (初期設定)
移動 W、A、S、Dキー
視点・照準の移動 マウス移動
ブロックの収集 左クリック(押しっぱなし)
ブロックの配置 右クリック
ジャンプ スペースキー
走る(スタミナ消費) シフトキー
しゃがむ コントロールキー
配置するブロック・使用するアイテムの選択 1〜0、−キー


 また、こうしてブロックを入手するたびに「アイテムを入手した実績」が埋まり、これに応じて「クラフトレシピ」が開放されて行く。
 手持ちのブロックでどんな物が作れるのか、Qキーでクラフト画面を開いて確認して見よう。




インベントリ画面 Eキー
クラフト画面 Qキー
メニュー画面 エスケープキー


 さて、ではこのまま画面をスクロールしてゲーム中にどんなブロックが登場するかを見つつ・・・「THATCHED WALL(ワラぶきの壁)」を探してみてほしい。



 レシピを解放するために必要な実績が3つ表示されているはずだ。
 1.Craft Processor (加工機をクラフトする)
 2.Process Shredded Leaves (裁断された葉っぱを加工する)
 3.Collect Vines (ツタを収集する)

 それぞれで微妙に表現が異なる通り、それぞれのアイテムは入手方法が異なる。

 3.Collect Vines (ツタを収集する)
 一番簡単なのはこれ。周囲の茶色い木(Cragwood(ごつごつした木))の、緑色のツタが絡まっている部分を収集すると付いてくる。
 ただこの後結構な数が必要になるので10個くらいは探しておこう。
 また、白い木(Ashenwood(灰色の木))の緑色の部分はMoss(カビ)。簡素なたいまつを作る素材になるのでこれも少し集めておこう。

 1.Craft Processor (加工機をクラフトする)
 お次は加工機のクラフト。こちらでは周辺に生えているCragwood(ごつごつした木)の収集と、Stone(石)の採掘が目標となっている。
 木はすぐに見つかるとして、石は・・・



 近くの洞窟を探検するか、無ければ足元を根気よく掘って入手だ。
 洞窟内のキャラクターは積極的に攻撃してくるが、日光に当たるとダメージを受けるのでうまく逃げながら石を集めよう。

 加工機の材料を集めたら、早速クラフトして設置して見よう。




 「加工機」は、木や石を裁断してクラフトの材料に加工する装置だ。
 設置した加工機にFキーでアクセスしてみよう。

アイテムの選択、加工の実行、加工したアイテムの回収 それぞれの枠をクリック
加工したアイテムの全回収 Fキー


 2.Process Shredded Leaves (裁断された葉っぱを加工する)
 は、ここで木の葉っぱを選択する事で得られる仕組みだ。
 加工を実行した後は素材ごとにいくらかの待機時間が発生するので、この間に次の建築計画でも考えておこう。
 (基本無料・・・ということでこの待機時間が日にち単位に伸びたりその短縮アイテムが販売されていたりしそうだが、特にそういう事は無い模様。フレーバーのようなものか。)

 さて、これで必要な実績は全て回収。早速ワラぶきの壁をクラフトして設置して見よう。

 立地はお好みで。見晴らしのいいところ、広いところ、森の近く、自分が住みたいと思うところに壁を置いてゆく。



 小屋らしい空間が出来てきて、天井と入口を中から埋めればちょっとしたシェルターにはなるが、ちょっとそれは小屋のイメージではないか。
 では再度クラフト画面を開いて、小屋の飾りつけに使えそうなブロックを探してみよう。



 こんな具合に、周辺の素材で作れるものでも結構なバリエーションがある。
 ただし、レシピの獲得にMelted Wax(溶けたロウ)が必要となるWOOD CHAIR(木の椅子)やWOOD FLOOR(木の床)は今回はお預けだ。



ブロックの回転 Rキーを押しながら左ドラッグ






 窓代わりにはめているのはツタ。1ブロックの隙間でもあると夜のキャラクターが侵入してくるが、ワラぶきの壁で完全に埋めると室内が真っ暗になるのでこうして採光用の隙間のあるブロックやたいまつなどの灯りを配置するのがいい。

 ついでに、この小屋内にあるブロックの機能を紹介しよう。

Wood Table(木のテーブル) 特に効果無し。アイテムを置けるわけでもなく完全な装飾品。
Wood Chest(木の収納) 24枠までのアイテムを収納しておける箱。余分に作ったクラフトアイテムや素材などはここにしまっておこう。
WOOD DOOR(木のドア) 開けたり閉めたりできる扉。敵キャラクターが侵入しないようにこまめに閉めておこう。なお二つ隣接させると観音開きになる。
MOSS TORCH(コケのたいまつ) 狭い範囲を照らすたいまつ。地下探検には心もとないので、道しるべかインテリアとして使うのが主な物となるだろう。
BED(ベッド) 好きな時に眠れるベッド。日が出ている時に眠れば夜に、夜に眠れば夜明けに、それぞれ時間を進める事が出来る。
危険な夜をしのぐために利用しよう。

 そして最後にTouch Stone(タッチストーン)。

 これはプレイヤーが作ったワールドへの入り口となるブロックで、ゲーム開始時に一つ持っている物だ。
 他のプレイヤーを招待する時や、Tキーでの「テレポート」機能を利用する際にはこのブロックを配置した位置に転送されることとなるので、当面はこの拠点内に配置しておこう。

 これで最初の拠点作りはひと段落。
 次回はより多くのアイテムをクラフト出来るようになるための「2.敵との戦い方は」と「3.地下探検へ」を内容とし、それまで小休止としよう。


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※当ページ中の情報は2017/05/30時点の物です。バージョンによっては内容が異なる場合があります。




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