ロックマンDASH2 大いなる遺産
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システム | シナリオ | グラフィック | サウンド | ゲームバランス | その他 |
前作よりブラッシュアップ | より世界観の核心へ | 前作より高精細に | 多種多様 | 終わりなき金策 | 9,999,999 |
威力:なし | 汎用性:なし | 扱いやすさ:なし | 隠し度:なし | 強化費用:なし |
概要:オープニングイベントで使用することになる特殊武器。水を放射して火を消す消火器。 オープニングイベントの後も装備してダンジョンに持ち込むことができるが、別にこれがあるからといって本作で追加された「炎上」の状態異常を治療できるわけでも、炎上しているザコポンの火を消せるわけでも、雪原で相手に水をかけて凍結させられるわけでも、ないのでほんっとーに使い道がない。(正確に言うと一か所でだけ無意味ではないのだが・・・) なんのためにあるんだろう? |
威力:なし | 汎用性:☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆ | 隠し度:☆☆☆ | 強化費用:☆ |
概要:最初に作成可能になる特殊武器。敵の落としたディフレクターなどを即座に集めることができる。 前作の「バキュームアーム」がほぼそのまま続投。今作は金策の重要度がかなり増しているため、この特殊武器の存在感も相応に増しているというべきだろう。 ・・・ただし、開発に必要なアイテムの隠し方がなかなかわかりづらい。 |
威力:☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆☆ | 隠し度:☆ | 強化費用:☆☆☆☆ |
概要:禁断の地調査後に作成可能になる特殊武器。敵を追尾する小型ミサイルを発射する。 いわば前作の「アクティブバスター」が序盤から登場してしまうのである。 それも、移動やジャンプ中にも使用できるというアッパー強化を受けてさらに使いやすくなっている ・・・のだが、本作では「一度に連射できる数に限りがあり、撃ち切ると補充を待たねばならない」というシステムが追加(以下「装弾数」)され、ホーミングミサイルはこの補充速度が非常に遅い。 これ一本では不安があるので、補充中はロックバスターで上手く応戦して行くようにしよう。 ・・・それから、攻撃力と特殊性でもって各1,000,000ゼニーを要求されるなど強化費用のほうも相変わらずの水準である。 |
威力:☆ | 汎用性:☆☆ | 扱いやすさ:☆☆ | 隠し度:☆ | 強化費用:☆☆ |
概要:禁断の地調査後に作成可能になる特殊武器。小型の実弾を連射する。 こちらは前作の「マシンバスター」・・・と言いたいところだが装弾数がわずかに7発しかなく、これを猛連射するもんだからあっというまに息切れしてザコ一体処理するにも苦労する貧弱極まりない武器と化してしまっている。 逆に補充速度のほうはそれなりに早く、こまめに指を離す指切り撃ちを意識していればミサイルを迎撃する弾幕くらいは張れなくもないが・・・。 また、一見強化費用が安めだが、初期状態の性能があまりにも頼りないので強化段階がマイナスから始まるくらいに捉えた方が失望が抑えられるだろう。 最大強化しても徐々にロックバスターに見劣りしてゆくくらいの性能に落ち着くので、中盤を過ぎればお役御免というところか・・・。 |
威力:☆☆☆ | 汎用性:☆ | 扱いやすさ:☆ | 隠し度:☆☆ | 強化費用:☆ |
概要:マンダ島で作成可能になる特殊武器。ドリルで目の前を攻撃する。 前作の「ドリルアーム」がほぼそのまま続投。戦闘ではほぼ使い物にならないがダンジョン内の一部の壁を破壊することができる。 ・・・これも不満点なのだが、今作はドリルアームの出番が一気に増えた。 ただ、それは「戦闘に使えない特殊武器を抱えてダンジョンを探索しなおさねばならない」ことを意味し、縛りプレイを強制されているようで釈然としなかったものだ。 なまじ序盤に手に入ってしまうので、「終盤に手に入って強化された戦力でかつてのダンジョンを再探索する」形でないのも痛い。 とあるダンジョンでは強敵を迂回する別ルートを解放するために使うという場面があって、本来ならこちらがあるべき姿だろうと思うが・・・。 |
威力:☆☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆☆☆ | 隠し度:☆ | 強化費用:☆ |
概要:マンダ島で作成可能になる特殊武器。地面に沿って転がる球体爆弾を発射する。 本作オリジナルの特殊武器で、弾速が遅く空中の敵にも届かないが異常に威力が高くほとんどの敵を瞬殺する。 特殊性を上げれば相手をホーミングする性能が加わり、平均台の上を器用に転がって行ったり壁を駆け上って高台の相手を爆破したり出来、しかも移動やジャンプ中にも使えて回避行動と両立できると非常に安定した活用が可能。 これでいて強化費用も総額69,500ゼニーのみと逆方向に目を疑う金額であり、極めて優秀でゲーム全体を通して活躍する特殊武器だと言えるだろう。 ・・・ただ、繰り返し空中の敵には効かないのでそこは容赦されたし。 |
威力:☆☆ | 汎用性:☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆ | 隠し度:☆☆ | 強化費用:☆☆☆ |
概要:マンダ島で作成可能になる特殊武器。大型の光球を遠くまで発射する。 接地していないと使えず隙が大きいが長射程で高威力、前作の「パワードバスター」に似た性能だが、より弾速が速く空中の敵に対しても安定した命中率が期待できる。 危険な相手やフラフラと飛び回る相手に対してはこの武器の出番というところだ・・・が、これ一本で戦うには弾数が頼りなく接近戦にも向いていないので、今回もロックバスターと上手く可不足を補い合おう。 |
威力:☆☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆ | 隠し度:☆☆☆ | 強化費用:☆☆☆ |
概要:A級ディグアウター免許を必要とする特殊武器。複数の爆発を起こすクラスター弾を遠くまで発射する。 前作の「パワードバスター」から「グランドグレネード」を発射するような特殊武器で、当たり方にムラがあるものの着弾地点一帯は壊滅的なダメージを受けることになる。 「バスターキャノン」によく似た性能だが弾速と射程にはやや劣るので、多少使い分けを意識しよう。 ・・・ただ、この武器の入手には「A級ディグアウター免許」を取得する必要があり、すなわちこの武器のためにすべての敵がA級相当に強化されてしまうことを意味する。 一方でA級にはドロップするディフレクターの金額がアップするメリットもあるが、黄金のツメのような呪われた武器のごとくである。 |
威力:☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆ | 隠し度:☆☆☆ | 強化費用:☆☆ |
概要:ニーノ島終盤で作成可能になる特殊武器。扇状に光球を発射する。 名前自体は前作の「スプレッドバスター」に同じだが、複数の爆弾をばらまくド派手な武器だったあちらに対しバスター弾を扇状に発射するこちらという少々地味目な仕上がり。 概要から想像がつくと思うが、敵に密着して弾丸が拡散する前に全弾命中させることでその真の威力を拝むことができる。 移動やジャンプしながらでも使えるので、普段はロックバスターで華麗に応戦し、敵の隙を見逃さず急接近して即殺するというふうに使ってゆきたい。 ・・・入手方法がたいがいにめんどくさいのだが、使用方法もまた同じくらいめんどくさいかもしれない。 ロックバスター代わりに普段使いするには装弾数をはじめ性能が頼りないし・・・。 |
威力:☆ | 汎用性:☆☆ | 扱いやすさ:☆☆ | 隠し度:☆☆ | 強化費用:☆ |
概要:ニーノ島クリア後に作成可能になる特殊武器。反射する金属球を発射する。 反射といえば前作の「グレネードアーム」だが、こちらは爆発物でなく正確に直撃させなければならないので反射の特徴が生きるかは微妙以下。 盾持ちリーバードが防御しているときにワンクッション置いて背後から当てる・・・というのも、魅せプレイくらいでしか意味はないだろう。 (ゲームによっては跳弾とは「都合よく最寄りの敵目掛けて正確に飛んでゆく特性」を意味することもあるが、これはそういうものでもない鏡面反射だ) その他の基本性能は最大強化してもそこそこのロックバスターと同じくらいなので、入手時期に対してすでに型落ちというあたりだろう。 なお、これも初期性能がメチャ低く、特に射程は短すぎて反射以前に壁に届くか怪しいという程度。 ・・・素材の一方はポクテのダンジョンにしれっと置いてあり、店売り素材のほうがボトルネックになっているという形なのだが、もしや販売時期の設定間違ってない? |
威力:☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆ | 隠し度:☆☆☆☆☆ | 強化費用:☆☆ |
概要:S級ディグアウター免許を必要とする特殊武器。支援攻撃を行うビットを射出する。 ビットは敵に触れるか一定時間経過すると爆発するほか、ロックがロックオンしている相手めがけて光線を連射する。 初期状態では効果時間が短すぎてオマケ付き機雷でしかないが、費用を費やして特殊性を強化することで時間が延び本来の運用や、2機を射出しての並列攻撃といった運用を可能としてゆく。 設置モーション自体は短いので、ロックバスターの火力をプラスアルファするための上級者用武器という扱いだろうか。 ・・・S級ディグアウター免許自体が相当難易度が高いうえ、それを取得した時点で敵との戦闘難易度が最大になるので、どうかといえば免許更新自体がなく敵も弱い「かんたん」難易度でようやく日の目を見るくらいの存在ではあるまいか。 |
威力:☆☆☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆ | 隠し度:☆☆☆☆ | 強化費用:☆☆☆☆☆ |
概要:悪ロックを必要とする特殊武器。激しく放電する球体を投擲する。 初期状態では一見ただの爆弾だが「特殊性」の強化によって持続時間が増強、1ヒットでさえ致命的な威力の攻撃を継続的に繰り出し、投擲モーション自体は短いことからロックバスターで追撃を行うことも可能という、威力面では「シャイニングレーザー」とも比肩できる強力な特殊武器である。 ただし投擲型ゆえに届かない相手もそれなりにおり、悪ロックになることにさまざまな手間や問題があり、強化費用のほうも攻撃と特殊性3段階目で各3,000,000ゼニーと意識が遠のくほど高額である。 |
威力:☆☆☆ | 汎用性:☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆ | 隠し度:☆☆☆☆☆ | 強化費用:☆☆☆☆ |
概要:漢検クイズ100問を突破する(か、2,000,000ゼニーを積んでなんとかする)ことで入手可能な特殊武器。レーザーブレードで敵を切り刻む。 前作の「ブレードアーム」は一段横に切り払うだけの攻撃だったが、本作ではさらに追加入力することで切り返しからの跳躍兜割りへと派生する。 敵に接近することで懸念されるリスクについては攻撃中に無敵時間を獲得したことによって大幅に緩和され、使用回数も弾数の強化によって無制限に至るなど、入手難易度にふさわしい隠し武器としての性能を確立した一品だ。 たぶん今回は本物なのだろう。 ・・・残る難点は結局届かない相手がいるという不都合と、倒しきれないボスなどに弱いこと、漢検クイズ100問を突破するという本作最強の入手難易度。 もう一方の素材の入手時期も終盤になる。 |
威力:☆ | 汎用性:☆ | 扱いやすさ:☆ | 隠し度:☆☆☆☆ | 強化費用:☆ |
概要:最後の封印の鍵の前に入手可能な特殊武器。自身の周囲に薄いバリアを張る。 これによって敵の攻撃を防ぐ・・・と言いたいところだが、体当たりはもちろん盾持ちリーバードの火炎放射やミミックの爆弾など頻繁に目にする攻撃ほど素通りしてしまい不具合を疑ってしまう。 クラゲ型リーバードの電撃弾などで動作を確認できるのでたぶん仕様なのだが、だとすればまったく使い道がないというほかない。 前作の「シールドアーム」も使いやすい武器ではなかったが、これはないわ・・・。 |
威力:☆☆☆☆☆ | 汎用性:☆☆☆☆☆ | 扱いやすさ:☆☆☆☆☆ | 隠し度:☆ | 強化費用:☆☆☆☆☆ |
概要:今作も登場する最強武器。強力無比なレーザーを発射する。 前作では最強の性能にして最強の入手難易度を誇る隠し武器といった扱いだったが、本作は素材の一方がラストダンジョンの入り口にでんと置いてあるので「困ったらコレ使いなさいネ」と太字で書いてあるようなもんである。 ・・・の代わり、例えば弾数の3段階目の強化費用が9,999,999ゼニー、要するに所持金カンストを要求され、それ以外の部分についても高額で最大強化にはおよそもう一回分所持金カンストが必要になる始末。 さすがにバグかチートを疑うが、仕様で間違いない。 とはいえ、強化が半端であっても他の特殊武器とは比較にならない「最強」なので、特に弾数などは過剰なアップグレードになると思うが。 |
威力:なし | 汎用性:☆☆ | 扱いやすさ:☆☆ | 隠し度:なし | 強化費用:なし |
概要:また、特殊武器の装備を外すと「持ち上げ」というアクションを使うことができる。 持ち上げ可能な小型リーバードや木箱を頭上に持ち上げ、追加入力で放り投げるというものだ。 前作の「キック」と比べると謎解きに必須となることも多く、円盤型リーバードなどは特効といえるほどこのアクションに弱く、また「S級ディグアウター免許」ではこのアクションを使いこなすことが必修課題とされている。 使用頻度が高いことを想定して本作では特殊武器の装備/非装備の切り替えにショートカットが用意されているので、まぁ慣れることである。 |
・ロックマンDASH | : | 前作。「フリーランニングRPG」を銘打って新しいゲームジャンルの開拓に挑みながら、人気のある「ロックマン」シリーズに連ねつつアニメ風の作風を取り入れることでなじみ深さも演出し、自由度や没入感といった魅力を手のひらに感じさせた傑作。 |
・ロックマンDASH3(仮) | : | 幻の続編。ユーザーへの募集企画など、何度か開発が行われてはいるようなのだが・・・。 |
・トロンにコブン | : | スピンオフ。ボーン一家が悪事を通して生計を立てる様を描く空賊シミュレーターというべき一作。 時期的には「1」と「2」の中間にあたり、本作の前日譚に当たる「2」の体験版も付属していた。 |
・「ロックマン」シリーズ | : | 「ロックマン」シリーズの元祖に当たるシリーズ。 本作では最初の舞台が「カリンカ大陸」であり、バーのテレビや民家のコミックにオマージュを見ることができる。 |
・「ロックマンX」シリーズ | : | 「ロックマン」シリーズにおいて兄貴分に当たるシリーズ。 本作では「ロックマンゼロ」なるアニメのキャラクターとして一部の裏技で登場する黒ゼロ(ブラックゼロ)の姿が確認できる。 |
・「ロックマンX5」 | : | 「ロックマンX」シリーズの一作。 エンディングの一つで「ヘブン」への言及がある・・・。 |
・「ロックマンX7」 | : | 「ロックマンX」シリーズの一作。 「ロックマン」シリーズでは異色のもう一つの3D作品・・・なのだがその完成度はぞっとするような代物である。 「DASH3」が世に出ない原因の一つがコレだろうか? |
・「ロックマンX コマンドミッション」 | : | 「ロックマンX」シリーズの外伝作。 「ロックマン」シリーズでは異色のもう一つの3DRPG作品・・・なのだがジャンプアクションはなく戦闘はランダムエンカウント方式、「DASH」よりももっとオーソドックスなRPG(JRPG)に寄った作品だ。 |
・「ロックマンゼロ」シリーズ | : | 「ロックマン」シリーズにおいて兄貴分の続編(パラレル)に当たるシリーズ。 今回も「本作から」ロクゼロシリーズへの接点はない。 |
・「ロックマンゼクス」シリーズ | : | 「ロックマン」シリーズにおいて兄貴分の続編(パラレル)の続編(正統)に当たるシリーズ。 シリーズを追うごとに生身の人間と機械のレプリロイドの境界があいまいになっており、そして・・・。 |
・マーベルVSカプコン2 | : | マーベルコミックスとカプコンのキャラクターがクロスオーバーした格闘ゲーム。 トロンがプレイアブルで登場。 |
・ナムコクロスカプコン | : | ナムコとカプコンのキャラクターがクロスオーバーしたシミュレーションゲーム。 ロックとロール、トロンとコブンがプレイアブルで登場。 |
・タツノコVSカプコン | : | タツノコプロとカプコンのキャラクターがクロスオーバーした格闘ゲーム。 ロックがプレイアブルで登場。 |
・アルティメット マーベルVSカプコン3 | : | マーベルコミックスとカプコンのキャラクターがクロスオーバーした格闘ゲーム。 トロンがプレイアブルで登場。 |
・大乱闘スマッシュブラザーズ3DS | : | 「ロックマン」が参戦しており、その最後の切り札演出でロックがちょこっと登場。 |
・ロックマンXDiVE(およびオフライン版) | : | ロックマンXをベースにしたソーシャルゲーム(およびそのオフライン版)。 ロック、ロール、トロン、コブン、がプレイアブルとして登場。 衣装違いに「悪ロック」と前髪を下した水着版トロン「葵陽のトロン」が登場。 「悪ロック」の技演出は「1」が元ネタなので「2」から見るとピンと来ないかもしれない。 |