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ようこそクリエイティバース ・五日目


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6.ダンジョンクリエイターになろう

 

 今回はアドベンチャーの時間。
 もうご存じのことと思うが、本作には大きく分けて3つのゲームモードがある。
 1つ目は「自分のワールドでの冒険」。プレイヤーごとに1つ(有料アカウントでは追加可能)のゲーム世界が与えられて、その中で冒険や創作活動を行うもの。
 2つ目は「他のプレイヤーのワールドでの冒険」。他のプレイヤーのワールドに合流して、そこでのさまざまな役割を楽しむもの。
 そして3つ目が、他のプレイヤーが自分のワールドから切り出した「アドベンチャー」に挑戦するものだ。

 自分のワールドでの冒険は、公開しなければ一人でじっくりと遊ぶことが出来、「クリエイティバース」の基礎知識を身につけたり自分好みの創作物を作る事に適している。
 だが、そのワールドを「公開」し他のプレイヤーを招き入れれば、それぞれが意見を出し合って町を作ったり、大勢で役割分担して巨大な建造物を建てたりすることが出来る。
 念のため、自分のワールドの設定用画面の説明を置いて見よう。




・項目説明
World Name (ワールド名) ワールド名の設定。
Description (ワールド説明) ワールドの説明。クリエイト方針やルールなどの覚書として。
Ordered (公開設定) 公開の設定。ワールド一覧に表示するか否かのチェック。
チェックを外しても検索には引っかかるようなので要注意。
Password (パスワード) ワールドにインするためのパスワード。
公開する場合は無効になってしまうので、フレンドだけを招待したい場合に使用する物。
Tags (タグ) ワールドの概要を示すタグの設定。ほかのワールドで使われている物に倣おう。
Basic Settings (基本設定) ワールドを管理する設定。左上から右に向かって
・訪問者をビジターに設定する (勝手に収納を利用したり出来ない限定状態、個別に解除可能)
・PvPなし (プレイヤー同士の攻撃が当たらないようにする、チェックしておいた方が無難)
・爆発物の使用を禁じる (チェックしておいた方が無難だが、大事な区画は個別に保護する設定もできる)
・炎の拡散を禁ずる (木や石油にファイアーボムを投げるとどういう事かわかるかもしれない。)
・腐敗の拡散を禁ずる (コラプトボムを投げるとどういう事か分かるかもしれない。チェックしておいた方が無難。)

・・・という内容が設定できる。
Pro Setting (上級設定)、Sky Box (空の景色)、Combat Difficulty (戦闘難易度) いずれも有料アカウントの「Pro」限定の設定。宝箱が出やすくなったり重力が軽くなったりといった遊びやすくなる設定があるが、詳細はそれらを設定したワールドにお邪魔して確かめようという事で。


 実際にトップメニューから他のプレイヤーが作ったワールドの選択画面を見て見ると、自分一人では思いもよらなかったようなにぎやかなサムネイルが並んでいるはずだ。
 自分も参加して見たいという欲求に駆られると思うが、かといって見知らぬ他人とフランクに英語でチャットして仲間に入るというのは少々・・・というかかなり難易度の高い話。
 自分のワールドに招き入れるにしても、どこにどういった物を作るとか何を保護したいとかといった注意事項を英語で指示するのも同様だろう。

 ・・・なんだか英語恐怖症と言うだけの話になってきた気もするが、そこで「アドベンチャー」だ。

 「アドベンチャー」として公開された箇所は個人でさくっと遊んで帰ってくることが出来るためアクションゲームのステージを選ぶような感覚で様々な人のワールドを体験する事が出来、ダンジョンにアトラクション、巨大建造物の見学などその人が自分のワールドでイチオシしたい魅力を凝縮して楽しむことが出来るわけだ。
 また、そうしてアドベンチャーを楽しんだ感想から改めてその人のワールドに参加してコミュニケーションのきっかけとすることもできるだろう。
 そして、その一連の流れはそっくりそのまま自分が公開する側に立つこともできるわけだ。

 他の人のアドベンチャーで遊ぶ方法については、メニューから「ADVENTURE」を選択して「FEATURED (おすすめ)」、「POPULAR (人気)」、「NEW (新作)」、「SEARCH (検索)」のタブから気に入ったサムネイルを選べばいい。
 閲覧数や評価数も表示されているので、気に入ったアドベンチャーがあれば遊んだ後にハートマークをクリックするのを忘れないようにしたい。


 では、次に自分からアドベンチャーを公開する方法について。
 先ずは、アドベンチャーのスタート地点となる「ADVENTURE GATE (アドベンチャーゲート)」とゴール・通過地点となる「CHECK POINT (チェックポイント)」のクラフトが必要となる。



 厄介な事にどちらも材料にルマイトを要求する貴重品。実質的に自分のワールドを最下層まで探検し尽くすことがアドベンチャーの公開資格のひとつとなっているわけだ。

 どうにかクラフト出来たら、自分のアドベンチャーのスタート地点としたいところにゲートを設置して・・・。
 

 アクセスしてプロパティを開いて見よう。
 

 

 


 そう、見覚えがあると思うが先ほどのワールドの設定とほぼ同様のものなのだ。
 基本設定の中にはさらに「採掘禁止」や「武器使用禁止」、「野性モンスターのスポーン禁止」といったより詳細な設定があり、これによってアドベンチャー中バランスを整えることが出来る。
 複雑な迷宮を作っても穴を掘って脱出されたら元も子もないので、くれぐれも忘れずに設定を施しておこう。

 なお「アドベンチャー」中の世界は自分のワールドの虚像のようなもので、アドベンチャー中に穴を掘りまくったり建物を建てたりしてもそれは元の世界に一切影響せず、アドベンチャーの中だけの出来事と言う事になる。
 他人に公開する事は別にして、在庫を気にせずボムを使いまくって爽快感を楽しむなんてこともできるだろう。


 一方の「チェックポイント」は、入力と出力の端子を持つアクセス可能なブロックだ。
 

 

 「ACTIVATE」をクリックして有効化したチェックポイントが先のアドベンチャーゲートのチェックポイント一覧に表示され、一覧からそのアドベンチャー内で使用するチェックポイントを選択する事でアドベンチャーが機能するのだ。
 ブロックとしての挙動としてはスイッチなどの入力用のブロックから信号を受け取るか直接アクセスするかすると「チェック」状態になり、これがアドベンチャーのクリアを判定するフラグになるというもの。
 ので、言いかえるとプレイヤーから見てスイッチを操作したりセンサーに引っ掛かったりするという動作がクエストクリアの条件になるというデザインも可能だろう。


 ワールドのセッティングを確認し、入魂のダンジョンにゲートとチェックポイントを設置したら、さあいよいよ公開
 ・・・の前に、もう一度テストプレイをするのが大事だ。
 仕掛けの初期状態が適切かどうか、宝箱の中身はちゃんと入っているか、作成用の足場を残してしまっていないか・・・出来たと思っているからこそ見落とすことは結構ある。
 また、出来たという余裕があるからこそ装飾品の追加などに目を配ることが出来るかもしれない。
 こうしてテストプレイを終えた時にも公開するかどうかの質問が投げかけられるので、このひと手間は忘れないようにしたい。

 そうしてアドベンチャーを公開したら、あとの成り行きは遊ぶ側次第だ。
 良くも悪くもアドベンチャーへの反応は「閲覧数」と「評価数」しか返ってこないので、どういう反応をしてもらえたかやきもきするかもしれない。
 こういう時が、自分のワールドに他のプレイヤーを招待するきっかけになるのだろう。
 現在公開されているアドベンチャーの中には自分のワールドへの案内を示した物が散見され、そこでアドベンチャーの改良や続編へのディスカッションを楽しんでいる所もあるようなのだ。
 ・・・やっぱり英語で、というオチはつくのだが、アドベンチャーはまさにゲートを通して自分と他のプレイヤーとをつなぐ懸け橋として、「クリエイティバース」の魅力となっているのかもしれない。


 追記:また、2017/07/26には「ブループリント」をプレイヤーらが作成してシェアできる機能が追加される「ブループリントレボリューション」というアップデートが実施された。
 こちらはSteamワークショップを通してシェアする事が出来、感想などもより交換しやすい形となっている。
 アドベンチャーで楽しい構造を設計するか、ブループリントで映える造形を設計するか、またまた悩ましい選択となりそうである。

 ・・・他のプレイヤーのアドベンチャーの内容を調べて面白いと思ったポイントを抽出したり、いくつかのブループリントをデザインして感想の和訳と並べたり、学生プレイヤーの夏休みの課題に利用してしまえそうだがこれはだいぶ打算的な話。


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 ・ようこそクリエイティバース・番外「ペブルのスーパーサマーキャッスルコンテスト!」
 ・ようこそクリエイティバース・番外「パンプキルのキャンディキャンペーン」


※当ページ中の情報は2017/07/25〜26時点の物です。バージョンによっては内容が異なる場合があります。




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