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ページ公開:2023/12/26
・PC買い替え後にやったこと
先日PCが逝った。
何も年末のこんなタイミングでと思ったが、いかんせんそのきっかけを作ったのは自分だったので自己嫌悪に悶絶しながら急ぎAmazonに膝を屈してきたのだ。
購入したのはLenovoの小型パソコン「ThinkCentre M720s」。
公式サイトではもう取り扱っていない型落ちの中古品だが、インテル第8世代のCore i5というタイミングの良いCPU(前の世代から一気に性能が向上した、Windows11が要求する最低ライン)を搭載していてSSDやMS Officeも完備(起動が速いのとエクセルが使えるのは損をしない)、このうえでお値段2万円を切って保証付きという商品があった。
モニタやキーボードや十分なストレージは付属していないが、それらは無事で使いまわせるのでむしろ都合がいい。
ただしゲーム用としては明らかに力不足なので、同時にグラフィックボードの「Radeon RX550」を導入。
小型PCということで使えるグラフィックボードも小型・省電力(ロープロファイル)のものに限られてしまうのだが、その中でもグラフィック用メモリ4GBを確保(2GBだとモンハンライズなんかは遊べない)していてAmazonで1万円ちょっとという点が目に留まったもの。
・・・実際取り付けるとなると金属カバーが引っかかってフタが閉じないという大問題に発展したが魔法の弓ノコと奇跡の掃除機でナーン・トカナーレだったと割愛する。
(保しょ・・・こーゆーところが先代が逝った要因であろうか?)
例えばこれで「3DMARK(デモ版)」の「Time Spy」を実行したときのスコアは総合1324のGOOD、グラフィックスコアが1176のCPUスコアが4664という結果だった。
・・・FPSで言えば10以下、感覚で言えばカックカク、2024年に向けてゲーム用PCと呼べる水準じゃないだろと言われると耳が痛いが、とりあえずDestiny2の悲哀の祭壇とアサクリオデッセイの勢力戦争でひと暴れしてきた感じ自身にとっての最低限は確保したとみなしておく。
ただ、新しくPCを使い始めるとなるといろいろと設定が必要なもの。
このページでは、主に自分向けの備忘録としてだが、今回行った優先度の高い設定から8つほどを覚え書きとして残しておこう。
1.Chromeのダウンロード
真っ先にやったのがコレ。「Google Chromeのダウンロード」。
最近のWindowsでは「Edgeで大丈夫ですよ?」と聞き返されるといううわさ話を聞いていたので、実際目で見てちょっと感動した。
ふつうはEdgeで困ることもないとは言うが、自身では次にあげる明確な不便があってEdgeではダメなのだ。
ブックマークの移動やサイトへのログインはー・・・Googleが管理しているので特に必要なし。
流出のリスクがと不安を口にしてもいいが、メモ帳にアカウント名とパスワードを列挙するようなのはやはりナンセンスだったと実感する。
2.Chromeの起動オプションの設定
「マイキャラホームページ」として公開しているように、自身ではWebブラウザのホームをソシャゲのキャラや画像ビューア、巡回先へのリンクにミュージックプレイヤーなどを配置したにぎやかなものにしているのだがこれを有効化するためにひと手間いる。
具体的にはChromeを起動するショートカットの最後にローカルファイルへのアクセスを許可する起動オプション、「 --allow-file-access-from-files」を書き加えておくというもの。
セキュリティ上の懸念があるということで通常は有効化されていないわけだが、もれなく自分で設計したWebページにハッキングもウィルスもあったものではなく。
なおやる気があればレジストリのほうで既定のブラウザの設定をしている箇所にもこれを記述できるが、そこまでやる気はないのでスタートとデスクトップのアイコンのプロパティをいじるだけで十分とする。
(というわけで、Edgeにはこのオプションがなく使えない、というわけだ)
3.前のPCからデータの移動
このあたりで前のPCの内蔵HDDを取り出し、必要なデータの移動にかかる。
USBでこれを接続するためには「SATAケーブル」というものが必要になるが、用意すればまぁブッ差すだけなので特に特筆することはない。
高速だが低容量のSSDにあまり物を入れるわけにはいかないので、以前から使っていた外付けHDDを今後の作業フォルダとしても使ってゆくことになったわけだが、以前からバックアップを取っていた部分もあって移すのはこまごまとしたものだった。
4.タスクバーの結合の禁止
と、ファイル移動のために複数のウィンドウを開いていたらふと不便と違和感を覚えた。
Windows11の改悪として名高い「タスクバーのボタンの結合」である。
例えば「移動元」と「移動先」のウィンドウを開いていて相互に行き来したいというとき、画面下のタスクバーを見てもそこにあるのはエクスプローラーのアイコン一つ、これにカーソルを合わせて目的のウィンドウを選びなおすという二度手間が押し付けられているわけである。
かつ、現状最新の「23H2」までは公式にこの設定を変えるオプションが用意されていなかったのだ。
(仮想デスクトップを使い慣れるなら気にしないのかもしれないが・・・選択肢ぐらいは欲しいところ)
この時点でPCにインストールされていたのは「21H2」だったので、Windows11の公式サイトからインストーラと診断ツールをダウンロードして実行、これを更新してきた。
WindowsUpdateでいいのでは・・・と内心舌打ちする手順だったが、まぁこれで作業効率は改善である。
5.共有フォルダの設定
ファイルを移している間、当無線LAN環境下、そういえばスマートフォン(OPPO)とのファイルの共有も設定をやり直す必要があるなとぼんやり思い立った。
すっかり手順を忘れていて少々手間取ったが、必要なことは2点、「エクスプローラ自体のオプション(折り畳み内)から表示タブ内の「共有ウィザードを使用する(推奨)」にチェックを入れる」と「最低一つのファイルなりフォルダなりをプロパティ内の共有タブから共有しておく」だった。
スマホ側では「ファイルマネージャー+」を使用していて、「リモート」から「SMB」を選択して必要な情報を入れればあとは動作可能だ。
(ゴチャゴチャした数字のIPアドレスはパソコン側の「ネットワーク設定とインターネット設定」から詳細設定とwifiの追加のプロパティを開いて表示する)
6.メディアプレイヤークラシックの導入と関連付け
それから、移したファイルのうち動画を再生するにあたってはお気に入りのプレイヤーがある。
「Media Player Classic」で、これをインストールしてくることと、動画ファイル各種をこれに関連付けるという手順が必要だ。
(ダウンロードはGitHubで)
「動画ファイル」と一口に言っても「.avi」だの「.mp4」だの「.flv」だのと複数の形式が存在しており、これらを目的のプレイヤーで開くには事前に対応した「コーデックス」のダウンロードやら「関連付け」の設定やらが必要になるわけだ。
・・・が、Media Player Classicはその辺優秀なのでコーデックスは気にならずオプションから一括して関連付け可能、ショートカットキーを多少いじったら以前と同じ感覚で使えるようになった。
また、「.pdf」形式には「SumatraPDF」、「.txt」形式には「Mery」、とほかにも同様の設定を行ったが特に言及することでもないだろう。
7.ゲームライブラリの再設定
落ち着いてきたあたりでゲームを起動する準備もする。
「Steam」については「設定」の「ストレージ」から各種のゲームの置き場所を設定することになり、これを今まで通り外付けHDDのフォルダと指定することであっさり移行完了した。
「Epic Games」については少々厄介で、インストールフォルダの設定などがなくインストールしなおすことが求められ、しかしてインストールが始まったら即座に中断し、以前のインストールフォルダから「中身」を移すことでダウンロードを省略できるということが公式で説明されていた。
整合性チェックで多少時間を食ったが、こちらも移行完了だ。
ほかにも何かストアを利用していた気がするが、アクティブでプレイしているゲームがないということでとりあえず準備完了だ。
8.セーブファイルの移動
で、いくつかゲームを起動してみると・・・「0% 0% 0%」。
セーブデータをCドライブのドキュメント内に保存しているゲームが多いためで、最後にこれを移してくる必要があるというわけだ。
具体的な場所は、例えば「ドキュメント」や「ドキュメント/My Games」、「C:¥[ユーザー名]¥user¥AppData」内の「Local」や「LocalLow」だろうか。
特にオープンワールドだとSSDの容量に全く配慮してないなというものがゴロゴロあるうえ、自身も自身でボス戦ごとに別にデータを残しておくようなクセがあるので、このフォルダは「クイックアクセス」に登録して定期的にバックアップに移すのがよいだろう。
ここまでやって人心地ついた気がするが、まだ日が浅くこれから予期しない問題も出てくると思われる。
何かあれば今後も追記してゆくこととしよう。
追記1.ステレオ音声の左右の入れ替え
と、いうわけでDestiny2をやっていたのだが早速問題発生、マップの右側で銃声が聞こえたのでさっそうと駆け付けたら誰もおらず、自分以外ははるか後方で標的と戦っていたということがあった。二次会?なんのことやら
・・・机の上のスペースの都合上スピーカーを左右逆に置かざるを得なかったのをすっかり忘れていたのだ。
(ちなみにブツはクリエイティブ・メディアの「Creative Pebble」。)
オーディオの左右を入れ替える、というのは簡単そうに思えてWindowsは公式にはサポートしておらず、今回は「EqualizerAPO」というソフトを導入して解決する。
1.インストールの過程で音声を調整したいデバイスにチェックを入れてPCを再起動
2.スタートなどから「Editor」を開く
3.一覧の「+」マークから4つ目の項目を追加、「Control」内の「Channel」を選ぶ
4.+・-に続くメモのようなアイコンをクリックして、内容を「Copy: L=R R=L」に書き換える
5.保存すれば設定完了。ほかの調整内容が不要なら電源マークを押して無効化するとよい。
以上、設定内容次第ではほかにもいろいろ便利なことができそうだがやりたかったのはこれだけだ。
追記2.デュアルモニタ化
なお、本グラフィックボードのサイズと仕様上、1台のPCが2台のモニタを使用する「デュアルモニタ」をやるには「HDMI」と「DisplayPort」という2種類のケーブルが必要になる。
モニタがこれらに対応していない、例えば「DVI」端子しかないといった場合には変換ケーブルや変換コネクタで対応してやることになるだろう。
・・・「DisplayPort」は高解像度(4K〜)の映像を送れる代わりに音声を送ることを必須としていない、まったくテレビ向きでない規格であり、PC専門店でもなければ探すのに苦労することになると思うが。(一敗)
設定面に関しては特になく、今どきは接続するだけで認識して動作するのでトラブルはなし。
デュアルモニタそのものの是非については、個人的には「もうシングルモニタには戻れない」派。
HTMLのソースをいじりつつ別画面でブラウザを開いてレイアウトを微調整したり、参考資料を表示しながらイラスト(特に背景)を描いたり、ゲームをやりつつ攻略メモを残したり、ゲームをやりつつ動画を流してロード画面の退屈しのぎや狩猟用BGMにしたり、ソシャゲを2画面で消化したり、こたつ並みに自堕落になる環境だと思っている。
これを「気が散る」ととるか「集中しすぎなくてよい」ととるか人により向き不向きあるというわけだが、まあ自身は向いているほうなのだろう。
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