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ページ公開:2021/04/27
武器語り「Dead Island&Riptide」
このページではCOOPプレイ対応FPSゾンビアクションRPG「Dead Island」および「Dead Island Riptide」に登場する武器から個人的なお気に入りを紹介したい。
未プレイの方にも伝わるよう基本的な説明も盛り込んだので冗長なところもあると思うが、これらから本作への関心を深めていただければ幸いに思う。
※以下に掲載する画像はすべてゲーム中のスクリーンショットをリサイズ・一部加工したものです。
※本作は年齢制限のあるゲームのため、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
I GOT A ZOMBIE ARMY
(俺はゾンビの大群を支配した)
AND YOU CAN'T HARM ME
(ならばお前などに傷つけられやしない)
WHO DO YOU VOODOO B*TCH
(誰がお前を虜にしたんだ、ビ〇チ?)
DRINK BLOOD LIKE A VAMPIRE
(ヴァンパイアのように血をいただくのさ)
WITHOUT WARNIN
(了解なんて求めやしない)
WHO DO YOU VOODOO B*TCH
(誰がお前を虜にしたんだ、ビ〇チ?)
STAND UP!
(ほら来いよ!)
SAM B GOT THE BANG THAT GO BUMP IN THE NIGHT WOW
(サム・Bは夜が来ればすげえクラクラする野獣になっちまうんだ)
WHO DO YOU VOODOO B*TCH
(誰がお前を虜にしたんだ、ビ〇チ?)
HIDE YOUR KIDS GRAB YOUR WIFE
(ガキを隠せ 女房をつまみ出せ)
BETTER GET OUTTA SIGHT
(こいつは見せられたもんじゃない)
WHO DO YOU VOODOO B*TCH
(誰がお前を虜にしたんだ、ビ〇チ?)
LETS GO!
(さあ行くぜ!)
「Dead Island」主人公サム・Bの代表曲「Who Do You Voodoo」より
「Dead Island」である。
2011年9月にリリースされたCOOPプレイ対応FPSゾンビアクションRPGで、絶景のビーチリゾートなどを舞台に鈍器や刃物など身の回りの道具を凶器として仕立ててゾンビ・アポカリプスからの生存と脱出を目指すという内容だ。
オープンワールドと章仕立てのクエストラインとを備えて探索の面白みを抑えつつも目標を見失わせない導線を確保しており、過程のアクション面では武器を振り回す以外にもキックでゾンビの体勢を崩す、武器を投げて遠方の相手に対処する、オブジェを抱えて投げつける、といった選択肢による柔軟な戦術を楽しませている。
章仕立てという点はCOOPプレイ時に区切りをつけやすいメリットもあり、また個人的にはこの「キック」アクションが同種のゾンビゲーの中でもお気に入りの要素だ。
続編の「〜Riptide」では武器の追加や「ホード」コンテンツの追加といった変化を加えた程度のあまり変わり映えしない内容に落ち着いたものの、本作と続編で培われたノウハウはのちにパルクール要素を取り入れた傑作「Dying Light」の骨子を作ることとなる。
・・・反面ストーリー面ではPV詐欺の感があり、悪魔がかった出来のトレイラーに対して本編ストーリーは伏線不足の投げっぱなしジャーマン、「〜Riptide」でその後を描いてB級ホラー的オチをつけたものの、「〜2」は180度作風が変わって罪悪感ゼロのヒャッハーなPVが公開されている。
そう、「2」である。
2014年のトレイラー公開から6年、開発が転々とし生きているのか死んでいるのかわからない状態が続いた(ある意味ゾンビゲーとしてふさわしい)「2」のリリースが去る3月2日公開の新トレーラーで発表されるという喜ばしいニュースがあったのである。
そろそろ第一作発売から10年が経過しようとし野良でのCOOPは困難、より発展した後継作「Dying Light」の存在もあるものの、パルクール要素がない分敵と接触しやすいことや、「フュリー」というゲージを消費してパワーアップ状態になれるシステムがあることなどDead IslandにはDead Islandで無双ゲーのような爽快感があり、これに期待するとすれば本作はまだまだ色あせない。
「2」の発売に備えたならし運転といった意味も含めて、個人的に本作および「Riptide」で気に入っている武器をいくつか紹介してみよう。
ただ、本作は暴力・残虐描写に規制がない(人間敵にはちょっとある)年齢制限のあるゲームのため、18歳未満のプレイヤーは閲覧を控えられたい。
以下のSSにも、特に修正は設けていないのであしからず。
・デス・ゼッズ・デマイズ (「Dead Island」)
本作における「刃物」系の武器は耐久力が低く敵を転ばせる能力も低いが、ゾンビを完全に沈黙させるに足る高い殺傷力を誇るという武器種。
そしてその特徴を最も色濃く表したのが「カタナ」であり、ゼッズ・デマイズはそのユニーク版(Legendary)である。
さらに致命的な毒ダメージを与える「デス」改造を施した完成品、言ってみれば本作における最強の武器がこれというところだ。
・・・ただし、実はこのゼッズ・デマイズはクエスト報酬として確実に手に入り数値の厳選もできるため希少性としてはごくありふれている。
なまじアイテムとしての価値が高いため主力として使うと修理費用ですぐ金欠になってしまうという無視できないデメリットもあり、本作では最強ひとつを用意するより複数のバックアップを持ち換えながら戦う方が何かと適しているという教訓となった品だ。
・エレキ・バトルシックル (「Dead Island」)
本来日用品である「カマ」も本作では殺傷力の高い武器のひとつ。
武器を炎上させたり毒を塗布したりする「改造」システムと組み合わせると見た目にも恐ろしい凶器へと早変わりする。
本作の武器は同じアイテムでもコモン、アンコモン、レア、ユニーク、エクセプショナル、の等級と「邪悪な」・「頑丈な」などの形容(動)詞、各ステータスの振れ幅によって性能に差が生まれる設計だが、特殊能力といえるパークの概念はなく高レアリティほどオールマイティな性能にまとまってしまう。
結果あまりアイテム個別に個性がないシステムだといえるのだが、改造を施して修理しながら使い込むとやはりそれなりに愛着も湧くものである。
こちらは最高レアリティというわけではないが、1〜2確程度の威力とほどほどの修理費用からメインウェポンとして使用頻度が高くなった一品だ。
・ブラスト・デンジャーナイフ (「Dead Island」)
「ボムナイフ」改造はナイフに爆弾を括り付けて投擲した先で刺さるようにし、目標地点で確実な爆発を引き起こすという改造だ。
当然使用したナイフは一発でひしゃげて使い物にならなくなるわけだが・・・。
こちらはゲーム内で二番目にレアなオレンジ武器(エクセプショナル)にその使い捨て改造をやらかしたというもの。
お遊びとしてもいやらしいかと思ったが、案外使ってみると格好良くて(妙な)緊張感が得られる代物だ。
なお、ゲーム内で最初に戦闘するであろうサイコ「ヘクター・レクター」もボムナイフを愛用しており、印象深い。
・フィニクス・ファイアアクス (「Dead Island」)
(;゚Д゚)ファイアアクスってそういう意味じゃねぇから!
消防オノはゲーム本編の最終マップでのみ発見できる武器。
刃物にしては耐久力とリーチに優れオールラウンドな使い勝手を持つが、最低レアリティのコモン品しか存在しないため残念ながら詰み防止以上の存在ではない。
とはいえ・・・こちらは武器に炎上効果を加える「フィニクス」改造を施したもの。
この名前とビジュアルが大変おいしい状態のため、たまには無理をして使ってみたくなる品である。
・セミオートスナイパーライフル (「Riptide」)
無印「Dead Island」は近接戦中心のゲームで、銃はほんの補助程度の役割でしかなかった。
ただし「Riptide」においては弾薬の固定配置が急増し、銃器の種類が倍以上に拡充され、中には遠距離から一撃必殺の弾丸を打ち込むスナイパーライフルも追加された。
同時に追加された新要素である「ホード」戦ではバリケードや仲間を襲うゾンビに対してこうした銃器の出番があり、連射可能なスナイパーライフルはなんとも頼もしい存在となるわけである。
なお、弾薬は連射を前提としたアサルトライフルの弾をそのまま使いまわせるため弾持ちも抜群だ。
・・・これをコンテナや敵のドロップで見たことはなく、トレーダー(ゾーイLv3)の固定商品として購入したというのが「Riptide」のちょっと残念なところではあるが。
・バーブドダーク (「Riptide」)
刺突に適したスコットランドの短剣「ダーク」。「闘神伝」ファンならご存じの品だがまあそれは置いておいて。
無印では刃物に出血系の改造を施すことができず、刃物を得意とする主人公「シアン」のスキルの一部が死に体となっていたがこちらは有刺鉄線を巻き付ける「バーブド」改造によってそれに対応したという代物。
不足を補ったからと言って特別強力な存在ではないのだが、ちょっとしたお得感と、血にまみれた有刺鉄線がバラの棘のような耽美な雰囲気を味わわせてくれる趣味的な一品だ。
・金属製の金棒(ショック改造済み) (「DeadIs land」)
「ショック」改造は触れた相手に電気ショックを与えて吹き飛ばすというもの。
鈍器系の武器に施すことができ、特にこんな金属製の金棒(金属製じゃない金棒ってなんだよ)に施せば気分はホームランバットという代物だ。
本来殺傷力に難のある鈍器は転倒しない特殊ゾンビに弱いという欠点があるのだが、これはその点を補うこともできて何かと痛快である。
・フーリガン・ネイルガン (「Riptide」)
洋ゲーでは定番のネイルガン。本来は日曜大工用のツールだが、アメリカでは離れた場所に釘を打ち出す物騒な代物が一般的にあるらしい・・・。
「Riptide」では序盤から手に入れることができ、「当たった場所に刺さり続ける」という特徴から弾を使いまわせる経済的な遠隔武器となる。
また、その特徴を利用してポスターなどにイタズラ気分で刺して遊ぶといった真似も可能だ。
・・・だいたい遊んでいる最中に弾がどこかに飛んでいくのは、この手のおもちゃにはよくあること。
・火炎ビン (「DeadIs land」、「Riptide」)
別名モロトフ・カクテル。狙いの場所へ放り投げてあたり一面を炎の海にする、FPSおなじみの範囲攻撃アイテムだ。
本作では至る所で「アルコール」が見つかり、これに布切れを加えて自作するか、NPCに預けてクラフトしてもらうかして安定して入手できる。
(左の画像は一度に大量の火炎瓶を作ると発生するグリッチ)
火炎のダメージは固定なためレベル制を採用している本作ではいずれHPインフレについて行けなくなってしまうのだが、それでも死んだふりをしているゾンビを文字通りあぶりだしたり人間との銃撃戦で遮蔽物越しに焼き払ったりと用途の多い武器である。
・インフェルノ・チャイニーズウォーソード (「Riptide」)
「Riptide」にて追加された刃物武器で、三国志の関羽でなじみ深い大薙刀。
ポールウェポンにしてはリーチが物足りないのだが複数の敵をまとめて薙ぎ払えるくらいの攻撃範囲があり、複数のゾンビに迫られても悠々と蹴散らせる安心感がある。
またこちらは火炎改造の「インフェルノ」レシピを施しダメージを底上げしたもの。
例によってファンタジー感マシマシの異彩を放つ仕上がりである。
以上、6振りとほか4種を紹介した。
カジュアルな難易度で通用する武器の選択肢が広い・・・というのは目標の消化が早いかもしれないが、ことCOOPプレイにおいては飽きの来ない変化が楽しめる設定だ。
今回SSの撮影中にうっかり野良に乱入してもらえたという珍事 ―いまだにCOOPにアクティブプレイヤーが存在するということ― があり、改めてそんなことを思わずにはいられない。
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