概要 | 夜間オーバーホール。 Fallout4の夜はそれほど暗くなく地形や敵もしっかりと見えるが、これを足元もおぼつかないほどに暗くしてしまえるMOD。 導入には暗さの段階や明るい場所にいることのステルス性への影響を選択する必要がありMod Organizer 2(MOD管理ツール)の利用を推奨。 「夜行性の」レジェンダリや「Mister Sandman」パークによって夜間に行動することには特殊なメリットが用意されている本作、しかしてそこに付随する「暗さ」を無視できないデメリットとすることで夜間の行動には見返りと共にどこに敵が潜んでいるか知れないスリルが加わり、攻略の選択肢と緊張感がぐっと増してくる。 また、深い闇に包まれていればこそ遠くに見える町の明かりの頼もしさや発光エネミーの妖しさも一層引き立てられるというものだ。 この暗さが基本だと賛否あるだろうし、MODでこそ味わえる体験の一つとして最初に推しておきたい。 |
利用方法 | MOD本体はダウンロード後「7-Zip」などで解凍し、「0000-0000-Vanilla」の中の任意のフォルダを選んで中に入っている「.esp」ファイルを「〜/Steamapp/common/Fallout/Data/」フォルダに置く。 ただやはりファイルが多く煩雑に見えてしまうので繰り返しMod Organizer 2の利用を推奨する。 |
概要 | サイリウム追加。 投げると発光して周囲を照らす「グロースティック」を追加するMOD。 複数色あり夜中に拠点で投げて飾り付けるなどして楽しめる。 そして、上記の夜MODと組み合わせるとその存在感はがぜん増してくる。 敵の居場所に投げて索敵を行うもよし、真っ暗な中に点々と灯して明かりやそれによって浮かび上がる像の明暗のコントラストを楽しむもよし。 索敵用にはやや光量やクラフト素材が厳しいのでFO4Edit(有志作成MOD編集ツール)で自分好みに調整するとより良いだろう。 (「DEEP ROCK GALACTICK」でやれって?まあこっちでもやろうぜ) |
利用方法 | ダウンロード後「7-Zip」などで解凍し、「Data」フォルダを「〜/Steamapp/common/Fallout/Data/」フォルダに統合する。 またゲーム内で有効化する。 追加したグロースティックはケミストリーステーションからクラフトできるぞ。 |
概要 | 夜間の行動にメリットを加えるPerk「Night Person」。 ランク2における「Per+3、Int+3」というのはぶっちゃけ本作の仕様ではフレーバー止まりの効果だと思うが、しかしネックとなるのが付随する「Night Vision」の効果。 使ってみると分かるがそれほど画面が明るくならないうえ視界が狭くなるエフェクトがかかり、しかも暗い屋外だろうと明るい屋内だろうとスニーク時に問答無用で発動し邪魔物という印象が強い。 上記夜MODにもこの修正が含まれているが、明暗の差が激しいダンウィッチ・ボーラーとかだともう・・・。 いっそ完全に発動しないと言うことにして別の効果を用意するというのも一つの妥協案だとして、こちらではゲーム中で未使用の効果「ライトをつけてもスニークに影響しない」を充ててみた。 |
利用方法 | ダウンロード後「7-Zip」などで解凍し、「Data」フォルダを「〜/Steamapp/common/Fallout/Data/」フォルダに統合する。 またゲーム内で有効化する。 Night Personにはほかにも修正MODが多く、競合も考えられるのでMODのロードオーダー(読み込む順番)には注意されたい。 |
概要 | 「ブラッディマスク」。 本作のMYSTIC POWERパークのモーションは「スカイリム」の人狼のものをベースに作られたらしく、スピーディーで野趣がありカッコイイ。 の、わりに実際の効果はいま一つというのが困りもので、こちらはそれにどのような効果を付随させるのが良いか検討するために制作したアイテムだ。 複数種類ある「ブラッディマスク」から任意の物を装備して人間の死体に近づくことで「吸血」という選択肢が現れ、これを選択するとあのモーションと共にマスクごとに異なるパワーアップを得ることができる。 具体的には、 ・ハンター:3分間PER+2、生命体をハイライト表示し、また死体も異なる色でハイライトする。 ・レイス:3分間AGI+2、移動時に立てる物音が減少し、ジャンプ力強化と落下時ダメージ減少効果も得る。 ・サヴェージ:3分間STR+2、移動速度と近接攻撃力が上昇する。 ・トロール:3分間END+2、DR・ERが上昇する。また吸血による回復量が多い。 ・レプラコーン:3分間LUC+2、通常の攻撃でもクリティカルが発生するようになる。 ・プロフェッサー:3分間INT+2、殺害によって得る経験値+100%。 ・スケアクロウ:3分間CHA+2、攻撃に相手が恐怖して逃げ出す可能性が発生する。 ・・・という7種類を用意した。 機能的にはおおむね問題なく動作するはずだが、本来のMYSTIC POWERとは操作が競合するため「マスクをかぶっている間はMYSTIC POWERが発動しない」という措置を取り入れているので注意。 また入手方法としてクエストを用意しようかなどもう多少構想があるので今は「ベータ」版ということとしておきたい。 |
利用方法 | ダウンロード後「7-Zip」などで解凍し、「Data」フォルダを「〜/Steamapp/common/Fallout/Data/」フォルダに統合する。 またゲーム内で有効化する。 ゲーム内ではサンクチュアリの入り口にいる死体のそばにマスク一式が入ったカバンがあるのでこれから入手する、あるいはコンソールコマンドで呼び出す(アドレスは下記)こと。 |
余談1 | マスクと言えばDLC「Nuke World」で特徴的なものが大量追加された・・・が、このMODではあくまでバニラ環境で使用できるモデルを設定している。 要するにガスマスクとサックフード(と防護スーツのヘルメット部分)でなんとか言い張っている形である・・・「コードヴェイン」っぽくもあると思うが、やはりヌカワ対応版も欲しいかなあ・・・。 |
余談2 | ところで、本作で装備の効果を設定する仕様はかなり回りくどいように思う。 例えば「サヴェージ」を表現するにあたっては、装備→装備の効果→特殊効果一般(装備の効果の構成要素)→パーク(吸血アクション用、複雑な設定ができる)→呪文の効果(呪文とはスカイリムの名残、吸血の効果として呼び出す)→特殊効果一般(呪文の効果の構成要素でもある)→パーク(吸血による特殊効果用) とここまで参照してようやく実現できるというものであった。 そりゃバグも起きるわな・・・ |
余談3 | 本作の基本設計においては、Perk効果が発動していることを明示するUIがない。(Idiot Servantなど専用の演出があるものはある) というわけで最初に「モールラットの疫病」を流用してアイコンを出す作戦を立てたのだが、一度発症したらまず治療できないモールラットの疫病とアイコンが被ってしまって結局効果中かどうかわからないというオチに。 次に演出効果も狙って視覚エフェクトをかける作戦を立てたのだが「持続的に視覚エフェクトをかける」ということがうまくゆかず、解決策として「Night Person」のナイトビジョン効果を流用してみたのだがこれも特定条件での挙動が安定せずお蔵入りとせざるを得なかった。 結局妥協案として「モールラットの疫病」案をベースにアイコンをアルコール類にすることで対応したが、スクリプトを編集しないやり方にちょっとした限界を感じたものである。 |
特殊効果詳細 | サヴェージ(XX000800):移動速度+30%、片手近接武器・両手近接武器・格闘武器の攻撃力1.35倍、バッシュの威力1.35倍 ハンター(XX000801):しゃがみ状態で生命感知(敵味方の区別はつけていない)、状態を問わず死体感知 トロール(XX000802):体力80回復(他は20回復)、DR+30、ER+30 スケアクロウ(XX000803):攻撃をヒットさせた相手を5秒間逃げ惑わせる。また効果には発動エフェクトもある。(白状すると逃走の発生条件はよくわかっていない) プロフェッサー(XX000804):キルによる経験値2倍 レイス(XX000805):移動によるスニークへの影響が0.5倍、ジャンプ力+250%、落下ダメージ0.1倍 レプラコーン(XX000806):クリティカル発生率+20% (なお、一度に発動する効果は一種類のみで重複はしない。) |
概要 | 本来、Fallout4では近接武器や格闘武器を使って戦闘しているとランダムに首折りやボディスラムといった特殊な技を繰り出し敵にトドメを刺せることがある。 この痛快なアクションはプレイヤー間では「フィニッシュムーブ」などの呼び名で知られているのだが、再現性が低くこれをまとめた動画を探すことなどは難しいだろう。 というのは、その具体的な発動条件に「体力低下時のパワーアタック」かつ「9%以下」やら「16.7%以下」やらといった低い「発動率」の設定があるため。 このMODはフィニッシュムーブの発動条件を広く変更し、より高い頻度で発動するようにするオーバーホールである。 |
利用方法 | 導入したのち、ナックルズなどの格闘武器を装備してレイダーにパワーアタックを決めて見るとよい。 まるで別ゲーの様相だ。 |
概要 | 「キャップ入手演出追加」。 続編「Fallout 76」にあるキャップ入手演出を再現したもので、プレイ中の成果を盛り上げる。 本作の場合水の商売でごっそり稼げてしまう面もあるが、これを導入するとロケーションをルートして回る楽しみも捨てたものではないと思いだせるかもしれない。 |
利用方法 | 導入したのち、「F4SE」からゲームを起動。 効果の確認は取引やルーティングでキャップを入手するとよい。 |
概要 | 「ダメージ表示」。 攻撃を当てた際に、実際にどれだけのダメージを与えたのかを数値として表示する。 本作はダメージ耐性によるダメージ軽減の計算式が変に複雑で、相手に与えられるダメージは伸びづらく落ち込みやすい。 しかしプレイヤーが確認できるのは相手の最大HPに対して何割を減らすことが出来たかと特定のPerkにより確認できる耐性の数値とくらいで、しぶとい相手に対し最大HPが高いだけなのか耐性が高く武器を変える必要があるのか判断することは難しい。 そこにこのMODを導入すれば耐性によってどれだけダメージが軽減されているのか、「出血」や「毒」によるダメージがどれだけ有効なのか、戦術を判断する材料が増えるというものである。 本作ではかなり重要に思うので、世界観を気にする人もV.A.T.S.の一部などと納得して導入を検討してみてはいかがだろうか。 |
利用方法 | 導入には「MCM」も必要とする。 効果の確認は戦闘すれば一発だ。 |
概要 | 「実績有効化」。 本来本作ではMODを導入すると警告と共に「実績」の達成が不可能になってしまうが、その制約を撤廃するMOD。 この制約を気にして「実績フルコンプするまでMODは我慢・・・」なんてことを考える必要がなくなるわけだ。 MODによって実績の取得に下駄をはかせることができてしまうと考えると後ろめたい物もあるかもしれないが、そこは裁量次第。 個人的な見解を示せば、本作の実績は高難易度の攻略と言うよりプレイ内容の蓄積によって達成するものが多くを占めるため、難易度を緩和するようなMODであってもさほど実績の達成には影響しないだろうと思っている。 最終的には個人の判断にゆだねるが、長くプレイするゲームならばやはり自分が納得できる環境でプレイすることを勧めたい。 |
利用方法 | 「F4SE」必須。解凍した「achievements.dll」を「〜/Data/F4SE/Plugins/」フォルダに入れる。 他のMODとは勝手が違うががんばってほしい。 |
「Fallout 4」(Steam版) | なんにしても本体が無ければ始まらない。セール時には「-70%」も見られるようになっているので粘ってみるのも良いだろう。 動作するPCやSteamの利用方法については割愛。 |
MODファイル | ゲームにデータを追加(MOD)するファイル。 基本的に導入方法も説明されていると思われるが、基本的には「〜/Steamapp/common/Fallout/Data/」フォルダに入れてゲーム内の「MOD」メニューで有効にチェックを入れれば動作する ・・・ように作られているはずだ。 |
NEXUS MODSアカウント | 「NEXUS MODS」はPCゲーム向けMODの交換における最大手サイト。 利用にはアカウント登録が必要になるものもあるが、MODを探すとなればここを見逃す手はない。 |
Mod Organizer 2 | ダウンロードしたMODを管理・導入するソフトウェア。 多数のMODを導入しても容易に管理できるようになるほか、導入に関してもこれをサポートしてオプションのオンオフを切り替えられるMODがあるので極力導入を推奨する。 |
Fallout 4 Script Extender (F4SE) | 一部のMODを動作させるために必要となるソフトウェア。 厄介なことにFo4本体のバージョン毎に動作するバージョンが異なり、しかも現状日本語版はバージョンが古く「Arcive」から過去のバージョン(f4se_0_04_02.7zなど)を導入する必要がある。 そのうえでMODによっては動作しないことが多々あるので、個人的には「英語版の日本語化」を行って最新版を導入することを推奨する。 |
Mod Configuration Menu | 一部のMODにおいてメニュー画面から設定を調整できるようにするMOD。 MODによっては必須となる。 |
「Fallout 4」(Steam版)日本語ファイル | Steamランチャーから言語を選択すると、すでにある別言語のファイルを削除して該当の言語のテキストや音声ファイルをダウンロードするという挙動を取る。 そこでいったん日本語を選択して音声などをダウンロードし、バックアップに移してから英語版に切り替えて差し戻すという手で英語版を日本語化できるという寸法だ。 といっても具体的な方法は少々段取りが必要になるので参照した他サイトへと誘導したい。 →Algernon:「Fallout4 英語版日本語化メモ」 |
B.A.E. - Bethesda Archive Extractor | 「.ba2」アーカイブから任意のファイルを抽出するツール。上記のリンクで使用されているもの。 |
BSA Browser (with .BA2 support) | こちらも「.ba2」アーカイブから任意のファイルを抽出するツール。個人的に使いやすいのはこちらなので併せて挙げておこう。 ちなみに、これで確認したファイルアドレスと同じようにフォルダを作成し同名のファイルを置いておくと、テクスチャを差し替えるなんてごく簡単なMODになったりもする。 |
fallout4Translator | ゲーム内のテキストを別の言語に翻訳する辞書ファイルを編集するツール。 これを導入することで各種のMODを日本語化することもできる。 詳しくは使い方と有志翻訳をまとめている「Fallout4 Mod データベース」を参照されたい。 |
FO4Edit | Fallou 4で使用されるゲームデータを記した「.esp」ファイルを編集するツール。有志作成。 使い方がやたらわかりづらいが、本作のMODの大部分はこの「.esp」ないし「.esl」ファイルによって機能している。 これを編集することで武器や防具の値をとんでもないチートにしたり、あるいはプレイヤー専用の特別な装備を作ったり、またはNPCに持たせてゲーム全体の難易度を調整したり、と幅広い改変や追加を行うことができるようになるわけだ。 チュートリアルとしてはFallout箱庭DIY:「【Fallout4】FO4Editの基礎的な使い方」が丁寧でわかりやすかったので誘導しておきたい。 |
Creation Kit | ベゼスダ公式が提供しているMOD作成ツール。 3Dモデルを確認しながら編集できるためオリジナルの街やダンジョンといった「セル」の編集に最適らしい。 ただ日本語のサポートに乏しく、個人的には先に上記の扱いに慣れてしまったのでこちらに関しては全く触れていない。 |
DXTbmp | 3Dゲームで一般的に使用されている「.dds」形式のテクスチャを編集できるツールの一つ。 他にも「GIMP」など編集ツールには複数の選択肢があるが、個人的に使っているのはだいぶ古い型のこれだ。 「RGB」の色合いのデータと「アルファチャンネル」のモノクロのデータをそれぞれBMP形式で書きだしたり逆に統合したりすることが可能で、他の使い慣れた画像編集ソフトに橋渡しできるという点が使いやすいと思っている。 |
NifSkope (※2024/02/03:リンク移動) | Fallout4の3Dモデルが用いている「.nif」ファイルの内容を閲覧できるツール。 本格的に編集するには「Blender」に有志作成のプラグインを導入する等の方法があるらしいがその前に挫折したので詳細は不明。 防具付属の「ヘッドランプ」を編集しようとしたとき、「.esp」内ではなく個別の「.nif」内に対応する照明の番号を設定する記述がなされておりこれを利用して調整する必要が出たので挙げておきたい。 |
PexInspector (Fallout 4 and Skyrim Script Editor) | Fallout4の部分的なプログラムが記述されている「.pex」スクリプトを閲覧・編集するためのツール。 「Mystic Power」の死体を調べて特殊モーションを取る動作などはこの「.pex」内にて設定されており「.esp」の編集では調整を加えることが出来ない。 公式の「Creation Kit」からは編集できるというのでそちらを利用するのが筋だとは思うが、一応こういう手もあると言うことで。 |