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ページ公開:2010/12/07
BLUE STINGER
(
ブルースティンガー
)
プラットフォーム
:
ドリームキャスト
開発
:
セガ
発売
:
セガ
発売年月日
:
1999年 3月
ジャンル
:
ノンストップアドベンチャー
プレイ人数
:
1人
セーブデータ
:
1つ4ブロック、6ファイルまで
システム
シナリオ
グラフィック
サウンド
ゲームバランス
その他
単調
3D酔い注意
B級映画
スプラッタ
3D酔い注意
B級映画
不安定だが大体易しい
3D酔い注意
・ゲーム概要
ドリームキャストの割と初期に発売された3Dアクションアドベンチャー。 ストーリーの大体の流れは、休暇に訪れた島で謎の異変に巻き込まれ、その真相を探るためにモンスターと闘いながらさまざまな問題を解決してゆく・・・といったもの。
洋画系のSFホラー+αといったストーリーで、それを意識してかグラフィックや音楽などもB級映画といった風情。
・登場人物
・エリオット・G・バラード
本作の主人公。海難救助隊の隊員で正義感が強い。
格闘武器と射撃武器を同時に装備でき、武器のバリエーションも豊富。
なお、給料が安い。
・ドッグス・バウアー
もう一人のプレイヤーキャラクター。かっぷくの良いヒゲオヤジで借金大王。
敵の攻撃を防御できる・・・はずだがしょっちゅう吹き飛ばされて情けない悲鳴を上げる。
武器は高い威力を持つものが多いが、Tシャツ系の挙動は爆笑もの。
なお、泳げないため水の近くでは強制的にエリオットと交代する。
・ジャニーン・キング
コンピューターに精通し、驚異的な狙撃能力を持つ女性。
足を怪我しているためかプレイヤーキャラクターとして使用出来ないが、ストーリーの上では2人に勝るとも劣らない重要人物。
やや無愛想なところがあり、そのせいで不要な問題を生むことも。
・ネフィリム
ストーリー上最も重要である謎の存在。
ゲーム中エリオットの周囲をブンブン飛び回っており、後述の要素も合わせて少々うっとおしい。
・その他の人々
救助を求めるボーナスキャラクターが何名か。
その他の人物もキーアイテムを受け取った後二度とストーリーに登場しなくなる。
・怪物化した人々
無限に出てくる。
・ゲームの特徴
ゲームシステムは3Dアクションアドベンチャーとしては非常にシンプルなもの。
移動は画面の方向とキー入力が一致している直感操作タイプだし、戦闘はワンボタンで攻撃や防御を行える。謎解きは簡単な物だしアイテムを購入することが出来るため進行に詰まる事も少ない。
・・・とまぁ、ここまでならばとっつきやすいゲームとなりそうだが本作にはそうならない問題点がある。それは
カメラワークが非常に悪い
ということ。
どれだけ悪いって、ゲーム中ずっとガクガク揺れているか高速で往復しているかのどちらかだ、と言っても過言でないほど悪い。
例を挙げるなら、
・直線通路を進んでいたら、視点が急に近づいたり離れたりを繰り返した。
・直線通路を画面手前に向かって歩いていたら、カメラがキャラの頭上を通過して反対側に移動した。
・曲がり角付近で戦っていたら視点が曲がり角の前後を高速で往復しだした。
などなど。
操作性が良いはずの直感操作も、こうもカメラワークが悪いとかえって問題点。視点と共に進行方向もぐるぐる回るものだからどっちに進もうとしていたか見失うこともある。しかも、キャラクターの周りには発光しながら飛ぶ「ネフィリム」がちらついているというオマケつきだ。
・B級映画
前述したが、良くも悪くもB級映画風のこのゲーム。それっぽい特徴がいろんなところに出ている。
先ずはクリーチャーデザイン。人間の背中や腹から手が突き出したような「ヒューマンディノサイト」をはじめとして、地面や天井から突き出た触手に巨大魚、巨大昆虫に自分たちを攻撃してくる防御システムと、うさん臭いものがゾロゾロしており見ていて楽しい。
そしてそれらとの戦闘で吹き出る血の量もB級スプラッタ。ここまで豪快に吹き出ると死霊のはらわたかアタック・オブ・ザ・キラートマトといった感じ。
そもそも怪物が発生した原因が「なんかよくわからない地球外生命体」というのも適当で良い。
キャラクターの体力回復は缶ジュースやサンドイッチで行うのだが、体力回復時にもしゃもしゃ食べるモーションを取るので回復中に攻撃され、動作が中断されることもしばしば。
不便な仕様ではあるものの、余裕のあるときにはどことなく笑えるし、缶ジュース「ハッシー」が企業広告っぽい所も面白い。
・まとめ
アクションゲーマー向けと言うより、B級映画ファン向けといった一作。そういった人々には
カメラワークが非常に悪い
と言う一点さえむしろ好意的に受け入れられるかもしれない?
妙に簡単だったり難しかったりするが、総じてサクサク進むのでコーラとポップコーンを用意して気楽に楽しめるゲームだ。
・ワンポイント攻略
・難易度によるストーリーの変化は無い模様。自分の腕前に合わせて気軽に選択しよう。
・対雑魚(人型のヤツ)戦で最も有効なのはエリオットの素手攻撃(とアイアンフィスト)。テンポ良く攻撃ボタンを押して1段目の攻撃を繰り返せば簡単にハメられるぞ!
・倒せない敵、倒す必要のない敵も存在している。「勝てない」と思ったら無視したり引き返したりすることを考えよう。
・購入した武器がステージ上に落ちていたらショックを受けるだろうが、このゲームはそれがやたらと多い。お金は回復アイテムや弾丸用と思っていたほうが損せずに済むかも。
・ディスク内のOMAKEフォルダに入っている「WAKARAN.BIN」を「.WAV」に直すと・・・?
・関連作品
・イルブリード
:
「ハッシー」が回復アイテムとして登場するなど本作からのゲスト出演が多い。
B級映画的表現もグレードアップ。
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