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Steamポップ その2


 唐突だが、「Staem」をご活用されているだろうか。


 これは米「Valve」社によって開発・運営されているゲームのダウンロード配信サービス兼ランチャーで、ダウンロードならではの低コスト・メディア要らずの販売形態を特徴とするものだ。
 企業側にとっては物理的なパッケージや輸送・小売といった中間業者を必要としないために販売コストを抑えられ、またSteamのアカウントとゲームの購入が紐づけられているためユーザー同士での転売が行われることが無い。
 ユーザー側にとってはコスト削減分が還元された低価格でゲームを購入でき、また同一アカウント内ならば異なるPCでも同じゲームやデータで遊べるほかSteamコミュニティのフレンドに対する「ギフト」としてゲームを購入する事も出来る。
 などなど、双方に魅力のある設計であるわけである。

 そして、ユーザー側から見た「Steam」の一番の特徴といえばその強気なセール群。
 毎週始めに開催され、全ゲームの中から数十〜百数十本が割引かれる「ウィークロングセール」、
 週の中ほどに行われ、一定のコンセプトを持ったゲームが割引かれる「ミッドウィークマッドネス」、
 さらには週の終わりに行われ、ピックアップされたゲームが無料で遊べる「フリーウィークエンド」およびそれらのゲームが割引かれる「ウィークエンドディール」、

 といった割引イベントが毎週開催されており、しかもその割引き率は33%OFF、50%OFFは当たり前。物によっては75%OFFや90%OFFなど驚異の価格が設定されることもある。
 毎週行われるこれらのセールに、新たなゲームの発見や欲しいゲームの割引きを期待するのが「Steam」ユーザーにとって心を躍らせる魅力となっているのだ。


 と、前置きはこれくらいにして。

 梅雨明けを控える現在(2016/06/24〜07/04)はSteamのビッグセールの一つ「Steamサマーセール(サマーピクニックセール)」が開催中である。
 キャンプをテーマにした可愛らしいキャラクター(若干アドベンチャー・タイムっぽい)をマスコットとしつつ、期間中はSteamにて販売されている大半のゲームで大幅な割引が行われている。
 今年はまた「VRゲーム(=仮想現実体感型ゲーム)」をピックアップしたセールも行われており、Steam系のゲームハードに対するキラーソフトとなるようなソフトとの出会いもあるかもしれない。

 ・・・とはいえ、当ページではいつもの調子で「Steam」内で配信されている低価格・無料ゲームに絞っていくつかを簡単に紹介することとしよう。
 なでる程度として内容は抑えるが、ゲームの公式サイトとSteam内の作品ページへの誘導リンクを配置したので興味を抱いたらぜひそちらにも足を運んでいただきたい。




「Spooky's Jump Scare Mansion (スプーキーのドッキリホラーマンション)」
(旧題:「Spooky's House of Jump Scare (ドッキリホラーなスプーキーのおうち)」

開発Lag Studios
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/356670/
公式ページhttp://lagstudios.webs.com/games.htm(※Lag Studios公式サイト内、作品一覧ページ)
リリース日2015年07月28日
人気タグ「ホラー」「かわいい」「精神的恐怖」ほか
日本語サポートなし

 幽霊屋敷の探索をテーマとしたホラー・アドベンチャー。
 プレイヤーは少女の亡霊「スプーキー」に誘われながら彼女の屋敷の奥地を目指し、合計1000の部屋・通路の踏破を目指す内容。
 それぞれの部屋は不気味で薄暗く恐怖を掻き立てるが、基本的には無害であり、稀に幽霊が描かれたパネルが飛び出てくるドッキリ以外のギミックは存在しない。
 部屋の内容もランダムで同じ物が繰り返され、早々に通り抜けるだけでゲームは進む。
 ・・・そう、途中までは。
 そうしてゲームを進めているとプレイヤーは突如特殊な空間に放り出され、ここを抜けようと悪戦苦闘するうちに特殊な「追跡者」に狙いを付けられてしまう。
 追跡者は肉体や精神などに影響を及ぼし、やがてはプレイヤーを屋敷の虜にせんと付け狙ってくるため、以降はこれに捕えられないよう屋敷の中を逃げ回る事に迫られる。
 ここでは先の幽霊が描かれたパネルが、背後に気を取られるプレイヤーの正面から突如現れるという脅威としてプレイヤーを飛びあがらせて来る事だろう。

 全体的に少々単調ではあるが、複数種類存在する「追跡者」の行動や特殊フロアで発生する謎解きなど変化を感じさせる点もあり、追い立てる恐怖心と共に先に進みたくなる好奇心も刺激する魅力的な内容である。
 日本語に対応していないため作中の手記を読むといった場面で苦労するが、無料ゲームでありながらなかなかのボリュームを持つためSteamの入門編として入手するのもいいかもしれない。




「Whispering Willows (ウィスパリングウィロウズ)

開発Night Light Interactive
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/288060/
公式ページhttp://nightlightinteractive.com/ (※Night Light Interactive公式サイトトップ)
リリース日2014年07月09日
人気タグ「ホラー」「パズル」「女性主人公」ほか
日本語サポートなし

 幽体離脱をテーマとしたホラー・アドベンチャーRPG。
 行方不明の父を捜しに幽霊屋敷へと忍び込んだ主人公の少女が不思議なペンダントを通して「幽体離脱」の能力に目覚め、屋敷の亡霊たちがささやく声を耳にしたことでかつてこの屋敷で起きた悲劇と謎が紐解かれて行く、というストーリー。
 屋敷はかつてこの地方で大きな発言力を持った名士の物であったのだが、ある時期に家族や友人が次々と殺害され主も自殺する事件が発生、真相が明かされないまま時が過ぎ今では人の寄りつかない幽霊屋敷の有様となっているという。
 そんな過去に加えて暗闇や不気味な物音に包まれたこの屋敷は少女にとって孤独で恐ろしい世界だっただろうが、「幽体離脱」して見ればそこにはかつて屋敷で生活していた人々の姿があり、やがて彼らが事件に関して悔恨や懺悔の意識を抱いている事に気づくと孤独や恐怖の念は徐々に薄らいでゆくことだろう。

 また「幽体離脱」には死者との会話能力のみならず屋根の上まで届く浮遊能力、狭い隙間へと入り込んで奥に有る物へ干渉する透過能力、と言う側面もある。
 反面、幽体離脱したままでは長い距離を移動できず道具を使った大がかりな作業などもできないため生身での活動も重要であり、この2つを使い分ける二面性や幻想感がホラーと謎解きに留まらない本作ならではの魅力となっていると言える。
 ゲームボリュームは3・4時間でクリアできる程度と少々物足りないが、物語の背景が綴られたコレクタブルやユニークな隠し実績が隠されているのでクリア後もちょっぴり楽しみが続くはずだ。

 ただ悲しいかな一切日本語のサポートが無いうえに身振り手振りの少ないゲームなので、プレイする場合は英和辞書などの準備を万端に望まれたい。




「Far Sky (ファースカイ)

開発Farsky Interactive
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/286340/
公式ページhttp://www.farskyinteractive.com/farsky/
リリース日2014年04月25日
人気タグ「Underwater」「クラフティング」「サバイバル」ほか
日本語サポートなし

 海中をテーマにしたクラフティング・サバイバルアクション。
 プレイヤーは潜水艦の事故で海底に墜落した調査員として、海底基地の建設などを通して生存環境を整えながら潜水艦の修理・海底からの脱出を目指してゆくこととなる。
 プレイヤーの生存を決定する要素は3つ。怪我や飢餓によって減少する「生命力」、時間経過によって減少し生命力に影響する「満腹度」、そして時間経過とともに減少する「酸素」だ。
 特に「酸素」は海中というテーマならではの要素。プレイヤーは各地の「海底基地」で酸素を補給し、これが保つ範囲で周囲の探索や資源の採取を行って行くこととなる。
 もちろん、「海底基地」の役割は酸素の補給だけでは無い。
 本作は海中を舞台にしているだけあって道中の適当な場所にアイテムチェストやプランターを置く事が出来ず、それらの機能が海底基地に集中する設計となっているのだ。
 反面基地の拡大に必要な資源は緩く、食料プラントやアイテム倉庫、会議室に吹き抜け通路、とその設計は自由自在。
 壁をガラス張りにすることもでき、そこから眺める海底の景色は最高の水族館と言うところだろう。
 これら海底基地は探索を行う上で遺棄された状態で見つかる事となり、これを見つけた際には秘密基地を手に入れた子供のような胸の高まりが感じられるはずだ。

 ほか、本作は「探索」におけるキャラクターの操作性にも独自色がある。
 浮力によってジャンプや落下の速度が緩やかで、また空中(もとい、水中)ではさらに2段、3段のジャンプが可能。
 ある程度設備が整うと手持ち式のスクリューで高速移動も可能になるなど、手軽に海中散歩の遊泳感を楽しめる事もまた本作の魅力の一つと言えるだろう。

 ただ、本作はゲームボリュームが乏しいという難点がある。
 深度に応じて3〜4段階に生物や景色が変化するものの、ゲームの舞台となる海は一つで、左右へ移動すると同じような景色が続いてしまうこととなる。
 ゲームモードも潜水艦のパーツを集めるアドベンチャー、リスポーン禁止の同サバイバーモード、目標設定の無いサンドボックス、の3種類しか無く、特にオンラインモードに対応しておらず他のプレイヤーとの交流が無いのが物足りないところ。
 本作の後に出た「Subnautica(2014/12/17)」がグラフィックやゲームボリュームの観点で本作の発展系のような内容であったため現在のSteamでの評価は少々手厳しく、本作に関心がある場合はその辺りを念頭に購入を検討されたい。




「Caster (キャスター)

開発Elecorn
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/29800/
公式ページhttp://www.elecorn.com/caster3d/
リリース日2009年03月20日
人気タグ「アクション」「ペースの速い」「カジュアル」ほか
日本語サポートなし

 スピード感が魅力の第三者視点型シューティングアクション。
 ゲームは昆虫型の侵略者によって汚染された地球環境を回復するために活躍する「Caster」のエージェントの活躍を描いた内容で、ステージ単位で「侵略者を全滅させる」、「樹木を回復させる」、といった目標を達成する事でクリアして行く。
 主人公はその中で行動力ゲージの許す限りダッシュ、ジャンプ、ハイジャンプ、といった動作を取る事が出来、壁を駆け上がるダッシュやステージの端から端まで届くようなハイジャンプで爽快感たっぷりに敵を翻弄する事が出来るのだ。
 また、こちらから攻撃する手段としては6種類の能力が存在しており、光線を連射する「パルス」、重力弾を発射し着弾地点周辺を陥没させる「ブラスト」、同様の軌道ながら逆に着弾点を隆起させる「イラプター」、チャージ式で敵の動きを停止させる電撃「スタン」、自身の回りに攻防一体の光球を発生させる「オービット」、視界外の敵まで強力にホーミングする「マルチ」、を使い分けて行く設計。
 特に地形を変化させる「ブラスト」と「イラプター」はステージ中の仕掛けを解くために利用する事があり、これも本作の特徴の一つと言うところだろう。

 主人公が回避力・攻撃力共に優れた物を持つうえにそれそれの能力はステージのハイスコアの合計を上限に強化する事が出来、ゲーム内容はおおよそ2時間もあれば攻略してしまえるだろうか。
 またオペレーターのアンナさんなど全体的に2Dグラフィックが残念という難点もあるのだが、反面スピードや移動力、攻撃の弾幕による爽快感は抜群。
 PVで垣間見えるようにBGMも粒揃いであり、低価格帯としては驚きのある一作である。

 なお、ソースファイルを覗いて見るとアンナさんの顔グラがpng画像そのままで入っていたりscriptファイルがメモ帳などで簡単に開けてしまったりするのだが、利用規約上リバースエンジニアリングが明確に禁じられているので絶対にいじったりしないように。
 ゲーム中のBGMや効果音もogg形式で簡単に再生でき、前述のゲームBGMを自在に再生できるサウンドトラックとして楽しみたくなるのだが、これもアウト寄りなので絶対に試さないように。約束だぞ!




「Stray Cat Crossing (迷いキャットが渡る)

開発JurloJetPackGone (共にRPGメイカーの公式・交流サイト内のユーザープロフィールへ)
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/385330/
公式ページhttp://straycatcrossing.tumblr.com/
リリース日2015年08月29日
人気タグ「アドベンチャー」「ホラー」「ドット絵」ほか
日本語サポートなし

 SteamGreenlightで票を集め登録された、奇妙な屋敷と不思議な少女を題材にしたミステリーRPG。
 夜中に道端で迷子となっていた少女「キャット」を保護して屋敷まで送った女性が、少女に預けたままのマフラーを返してもらうために屋敷の中へと足を踏み入れたことから始まる物語。
 屋敷の中では奇妙な人々が待ちうけており、それぞれがまたさらに奇妙な問いかけを彼女へと投げかけてくる。
 自分たちと一緒に居てくれないか、娘を探し出してくれないか、自分の名前を知らないか――。
 彼らの問いかけには屋敷の中でアイテムを集めたり仕掛けを解いたりして応えることとなるが、その過程では様々な超常的な現象に見舞われることとなり、やがてプレイヤーは現実味を失って「家族」という抽象的なキーワードを感じることとなる。
 この屋敷の人々に何が有ったのか、「キャット」は何者なのか、やがて見つけ出す真実はきっとプレイヤーの心に複雑な感傷を残してゆくことだろう。

 無料のデモ版では最初の登場人物の攻略までがプレイ可能。ここまででも現実離れした不気味な世界観や幻想的な音楽の魅力に引き込まれるはずだ。
 例によって日本語未対応、かつ文章を読み進めるRPGということで抵抗があるが、キャラクターのアクションが豊かなのとセリフが分かりやすい(感動詞が多く発言の意図を汲みやすい、同じ単語を繰り返す、など)のとでいくらか難易度が低いので、意欲があれば英和辞書片手に挑戦して見よう。
 また、ローカルファイルの中でBGMがオリジナルサウンドトラックとして公開されているので、購入した方はこちらも要チェックだ。




「Clockwork Tales: Of Glass and Ink (時計じかけの物語:ガラスとインク)

開発Artifex Mundi
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/284830/
公式ページhttp://www.artifexmundi.com/page/clockwork/
リリース日2013年08月08日
人気タグ「Hidden Object」「スチームパンク」「ミステリー」ほか
日本語サポート字幕対応

 スチームパンク的世界観を舞台にした物探しゲーム。
 物探しゲームとは雑多に積み重ねられた画像の中から指定された物の画像を探し出したり、パズルを解いたりして行くゲームで、本作はそこで登場する画像や仕掛けがスチームパンクの世界観に則った物であるわけだ。
 それは例えば工作道具の名前や自然標本の見極め、ドールハウスのからくりやロボットの組み立てといった内容だ。
 また、物語の中で登場する小さな相棒、機械仕掛けのカラス「マシュー」の存在も本作の特徴を押し出している。
 マシューは手の届かない場所に飛んでアイテムを取ってきたり、映像や音声を記録して他人に伝えたり、といった形で活躍し、主人公の冒険を助けることとなる。
 アイテムや仕掛けの多くには科学的な理由付けがなされており、また一見不可能な状況もマシューとの協力で突破できるなど、本作の内容は「理不尽さ」を感じさせない説得力を備えた物だと言えるだろうか。

 また、本作の随所には「スチームバグ」というコレクション要素が登場する。
 画面の端々に現れるこれらを採取して図鑑を完成させる事が実績として用意されているのだが、この図鑑によれば「スチームバグ」とはスクラップを組み上げて作られた昆虫大の機械であり、それぞれに閉所を好む、熱を好む、と言った「生態」を持っているというのだ。
 サブストーリーで登場する教会ではニュートンなどの科学者が聖人として祀られているなど、本作の世界観は唸るようなち密さがあると言えるだろう。
 文章が日本語に対応しており、また公式サイトには英語のデモ版が公開されているなど、手に取りやすい一本であるので興味を覚えたならば足を運ばれたい。




「World of Guns: Gun Disassembly (ワールドオブガンズ:銃の分解シミュレータ)

開発Noble Empire Corp.
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/262410/
公式ページhttp://noble-empire.com/news.php (※Noble Empire Corp.公式サイトトップ)
リリース日2014年05月21日
人気タグ「教育」「パズル」「ミリタリー」ほか
日本語サポートなし

 銃火器をテーマとしたパズルゲーム・・・というか、銃の分解整備シミュレータ
 銃のマガジンやバレル、スライドと言った部品を取り外して再度組み直す速度や正確さを突き詰める内容で、ゲーム中ではそのスコアを全世界のプレイヤーと競うデイリーランキングが銃ごとに開催されている。
 また難易度を上げると取り外したパーツをさらにフレームやネジ、バネ単位にまで分解して行くこととなり、当然これを再度組み直すという内容が待ち構えている。
 そして組み上がった銃はX線ビューとしてその内部を透視しながら射撃、リロードと言った動作を確認する事も出来、この際は部品一つ一つがその動作に即した動きを取るため、それぞれの形状や材質と働きを紐づけて覚えることも可能となっているのだ。
 銃に関して、文字通りネジ一本まで知り尽くした知識を得られるわけである
 加えて銃の射撃を体験できるミニゲームもあり、ガンマニア必見の一作と言うところだろうか。

 なおここまでの内容は基本無料、ゲームは銃の分解を繰り返して得られる「Exp」を消費して新たな銃をアンロックしてゆく形式で、あるいは課金によって早々に新しい銃を手に入れてしまう事も出来るという形態だ。
 追加DLCとして骨格標本や自動車のセットもあり、ゲームボリュームは大満足できる水準だと思われる。そりゃあもう素人にはヘビーすぎるくらいに。
 ちなみに蛇足なのだが、ゲーム中で最初に開放されている銃が「AK-47」だというのは、なんとも「らしい」設計だと言える。

 ただ、現在のところ日本語に未対応で日本製の銃も南部十四年式のみ、それもどうやら相当な数の銃をアンロックしなければ開放されないゲーム後半のコンテンツとなっているようなので、この辺りの設計はよく注意されたい。





「Unturned (アンターンド)

開発Smartly Dressed Games
Steamページhttp://store.steampowered.com/app/304930/
公式ページhttp://smartlydressedgames.com/ (※Smartly Dressed Games公式サイトトップ)
リリース日2014年07月08日
人気タグ「ポストアポカリプス」「ソンビ」「クラフティング」ほか
日本語サポートなし

 原因不明のゾンビ・アポカリプスによって住人が死に絶えた都市周辺を舞台に、一人生き抜く事を目指すクラフティング・サバイバルアクション。
 立方体そのままの頭部にドットを点々と打っただけというゾンビのグラフィックになんともとぼけた印象を受けるが、その内容は厳しいサバイバルと自由なクラフトに支えられた本格派。
 ゾンビの徘徊する市街地に忍び込んで食料や衣類、医薬品と言った必需品を頂戴して生き延びるという「ゾンビ」モノの世界観を描きつつ、傷んだ食品を摂取する事で低下する「抵抗力」の概念や特定の夜に「凶暴化」するゾンビ、食品の状態を回復する「調理」や暗闇の中に道しるべを作る「照明」のクラフトなどでゲームとしての骨子を組んでいるのだ。

 そして、そうして整った基礎があるだけに本作は「拡張要素」への対応が非常に強い。
 公式のアップデートでは武器や食品が追加されるのはもちろんの事、暗闇の中で特殊な視界を確保する「暗視ゴーグル」や自由な文字を書き込める「看板」といった特殊なシステムを持つアイテムが続々と追加されている。
 さらに本作はマップやアイテムのエディットに対応しており、「Steamワークショップ」を通して有志達と作成したコンテンツを共有する事が出来るのである。
 乗り物、マップ、コスチューム、武器、の様々なデザインや機能を追加する事が出来、組み合わせて独自の世界観を設計したり既存のゲームを再現したりとその可能性はまるで無限大というところだろう。
 この内容で基本無料だというのだから、そのボリューム感は計り知れない。

 また、その他にもゲームをプレイして得たスキン系アイテムをSteam中の電子マネーでやり取りする「マーケット」機能、Steam製ハードに対応した「VR」機能、プレイヤー同士で争う「対人サーバー」、といった新しい取り組みがどん欲に取り入れている。
 反面サイレンサーの仕様変更や野生動物の追加など厄介な変更もあり、今後どのようなゲームとなって行くかはまだ未知数と言えるだろうか。
 あいにく今のところ日本語には未対応であるので、そういった変更点を押さえ機能を把握するために更新ニュースを翻訳したり、フレンドや日本語版Wikiに質問するようにしてプレイされたい。




 毎週新たなゲームとの出会いがある「Steam」。
 まだまだ紹介し足り無い気もするが、今回はひとまずここまでとしたい。




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