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アクアノートの休日(きゅうじつ)


プラットフォームプレイステーション
開発アートディンク
発売アートディンク
発売年月日1995年 6月
ジャンル癒し
プレイ人数1人(2人で操作することも可能)
セーブデータ4ブロック


システム シナリオ グラフィック サウンド ゲームバランス その他
穏やか 皆無 リアル・美麗 環境音中心 遭難注意 眠くなる恐れあり





・ゲーム概要

 プレイステーション初期に生まれた、潜水艦「ホリデイ号」に乗り自由気ままな海底散歩を楽しむ・・・という海中系癒しゲー。3Dやポリゴンの世界をふんだんに使うことで従来の方向とはまるで異なるゲーム性を得た本作は、正に「次世代」の可能性を見せ付けたといえる。

 肝心のゲーム内容だが、漁礁の作成という目標こそあれ、放っておいても問題ないのでたっぷりと海中の浮遊感や魚達との交流に癒されよう。
 また、海中にいる魚達とは音によるコミュニケーションを取ることが可能だ。
 どの魚がどの音に反応するかは不明なので、長いスパンでいろいろ試し一喜一憂しよう。


・海中にあるもの

 探検の舞台となる海中には魚の他にもさまざまなものが存在している。その一部を紹介しよう。

 ・P-LIFE
 いわゆる海中生物達を、このゲームでは「P-LIFE」と呼ぶ。イワシやクロダイ、カレイといったおいしそうな馴染みのある魚の他に、クラゲやオウムガイなどの変り種、イルカやクジラといった人気者、チョウチンアンコウやリュウグウノツカイといった深海魚、はたまたゲームオリジナルの謎生物など実にバリエーション豊かで、それぞれが生きているかのようにゲームに登場している。

 ・漁礁
 ゲームの目的でもある漁礁は、専用のモードで自由に組み立てる積み木のようなものなのだが、実は海中のある場所にしっかりと作成されている。赤、青、黄色の3色を使ってどんな形のものを作るかはプレイヤーの自由で、絵を描いたり迷路を作ったりして遊べるのだ。

 ・化石
 海底に横たわる古代生物など。アンモナイトや巨大魚はともかく、肉食恐竜や巨大な人間の足跡などはなんとも不思議で目に付くだろう。

 ・遺跡
 ピラミッドや万里の長城など、明らかに人の手による建築物が見つかることもある。なぜ、いつ、海底に沈んだのか、はゲーム中明らかになることは無いが、ひっそりと思いをはせるのも良いだろう。

 このほかにも色彩豊かな海底、縦横に走る海底山脈などがあり、ただの散歩とは言え見た目も楽しく、退屈しない。


・海中に無いもの

 ・戦闘
 ・ゲームオーバー
 ・スコア
 ・etc...

 ぶっちゃけて一般的なゲームの概念は存在しないと思ってよい。海中にもぐったところで達成しなければならない目標など無いので、人によっては何をしたら良いか困惑するかも知れない。


・まとめ

 スコアや対戦、攻略といった概念とはほぼ無縁なためストイックなゲーマーには抵抗が強いかもしれないが、もっと気軽にゲームを楽しめる人や体や心の癒しを求める人にはチェックしてもらいたい一品だ。


・ワンポイント攻略

 ・気に入った場所や目印になる場所にワープできる「ブイ」。色分けもできるので非常に便利だ。





・関連作品

・アクアノートの休日2ほぼ正統進化といえる続編。
・アクアノートの休日3PS3でまさかの続編。


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